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この想いは君へ  作者: 大城誠也
3/8

変わりゆく日常

叶:「おいおい。お前が部活辞めるとか天変地異でも起きるのか!」


俺はそう部活仲間の叶にそう言われた。


俺:「しゃーねぇだろ。

 医者に体を酷使しすぎ!2ヶ月くらいは部活はやめろ!

 てな。でも部活に費やしていた時間をまた別の何かに費やそうと思ってな。」


叶:「それはいいじゃん。

 新しい趣味探しは案外楽しいぞ。」


俺:「そうなのか。

 どんなのがあるんだ。」


俺はそう言って叶に聞いた。


叶:「やっぱナンパはいいぜ。

 それ以外だとオシャレして見るとかいいんじゃねえか?」


俺:「そうか。それじゃ俺は今日にでもナンパしてくるわwww」


少し笑いながらそう言った。

思いのほか学校生活は時間が流れるのは早かった。

そしてもう勉強も無意味なんだなと思うとどこか切なかった。


俺:「叶に言われてたナンパでもしてくるか。」


俺はそう言って

市内の方へ足を運んだ。


俺:「でもナンパってどうするんだろう。」


そう思ったがとりあえずやるだけやってやろう。

そう思って行動に移した。


俺:「あーちょっといいかな?」


俺はすぐ近くにいた女性に話しかけた。


女性:「なんでしょうか。」


俺:「今ちょっと時間空いてる?」


女性:「む、無理です。」


俺:「そうか。それじゃごめんね?」


俺はそう言って立ち去った。


俺:「やっぱナンパって難しいんだな。」


やって初めてだったが、

見知らぬ女性に話かけるというものは、

想像以上の難しさだった。


俺:「そういやさっき親からがメールがきてたな。」


俺はそう言ってメールを確認した。


そこには


『愛する息子へ

 これはお前が残り2ヶ月と知ったから大学のために

 置いておいた金をお前の通帳に入れた。

 その中に入っている金はお前が自由に使え。

 最大限に俺ができることをした。

 この2ヶ月を最高の日々にしろ。 

 でなきゃ俺金を用意した意味がなくなるからな。

 by父』


バカ親父からの一通のメールだった。

だがそのメールには親父なりの思いがあったと思う。


俺:「たまには格好いいことすんじゃん。」


自分しか聞こえないぐらいの声でそう言った。

そして今日はとりあえず帰った。


俺:「あの後3回もしたのに全部失敗って、

 なんかおもろいな。」


俺はメールが来てから3回ぐらいチャレンジしてみたが全て失敗となった。


俺:「俺って才能ないのかな。」


運動ばかりだった俺からして乙女心とやらを理解するのは難しかった。

それでも俺は諦めようとはしなかった。


俺:「まぁ一週間ぐらいは大丈夫かな。」


次の日俺は学校をサボった。

俺はそのまま足を市内にまた運んだ。


俺:「平日なのに人は多いんだな。」


俺はそう呟いてショッピングモールに向かった。

それはファッションをする為だった。


俺:「でも俺ファッションセンスはないからな。」


そう呟きながら服屋に入った。

一人で入る服屋はどこか新鮮だった。


店員:「何かお探しでしょうか。」


店員にそう話しかけられた。


俺:「いや服を買おうと思って、

 でも今一度の服がいいかわからなくてさ。」


店員:「そうでしたから。それならこの服が今の流行りですよ。」


そう言われお薦めされたのは、

ジーンズに白シャツだった。

思っていた以上にシンプルだった。


俺:「それじゃこれにします。」


俺はそう言ってその服を買いそして着替えた。


俺:「暇だしカラオケでも行くか。」


俺はそう言って一人でカラオケボックスに向かった。

そして俺は3時間ぶっ通しで歌い続けた。

いろいろなジャンルを歌った。


俺:「ふぅ楽しかったな。」


俺はそう呟いて帰路を辿った。

すると家の前に叶がいた。


俺:「叶どうした?」


俺は不思議そうに叶に話しかけるのだった。

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