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エピローグ
エピローグ
尖った耳に鋭い瞳孔、牙
「お前は悪魔だ!!!!!!」
「さっさと消えてくれ!!」
周りの人たちはそんな僕を見て、悪魔と呼んだ
誰も僕のことなんて見ていない
見ているのは僕という異常な存在の概念
いつも聞こえてくるのは、怒号と嘲笑
身体中いつも傷だらけで生きる意味がわからなかった
出来ることなら早く楽になりたかった
息をしたくなかった
口に何も入れたくなかった
死ななくていいからこの存在が消えることを僕が一番望んでた
そんな僕を助けてくれたのは師匠だけだった
これは僕と師匠の物語