漫才;タクシー
タクシー
あなたの夢はなんですか?
私は仏壇になることです
そういう話です
ボケ·ツッコミ登場
ツッコミ「はいどうも~ジャックツインです、よろしくお願いしますー」
ボケ「楽屋の弁当美味かったな」
ツッコミ「集中しような」
ボケ「冗談はゴミ箱にダンクして本題に入りましょう、マイケル・ジョーダンだけに」
ツッコミ「それもう冗談だね、さっさと言って本題言って」
ボケ「タクシーって憧れるよね」
ツッコミ「タクシー?まあ確かにあれはちょい金持ちどうもちょい金無しの境界線の象徴みたいなもんだからね」
ボケ「あー違う違う、タクシーに『なる』ことが憧れなのよ」
ツッコミ「帰りたくなってきたな」
ボケ「いやめっちゃいいよタクシーになるの」
ツッコミ「どこが?」
ボケ「タクシーってさ、たとえ基本いじめられることないじゃん」
ツッコミ「およそ生きてるうちは聞かないような文章聞いちゃった」
ボケ「監禁もされないし、ムカデ食わされることないし、便所飯もする必要ないんだよ」
ツッコミ「重いなぁ、理由が全部重い、俺の心臓と天秤でかけてもいい勝負しそうだわ」
ボケ「いやもう人間はこりごりだよ、もし生まれ変わるんなら絶対タクシーかタクシードライバーだな」
ツッコミ「人間じゃん人間入ってんじゃんタクシーの運ちゃん人間扱いしないんだ」
ボケ「あーでもあれかー」
ツッコミ「ん?」
ボケ「タクシーって人乗せんのかー」
ツッコミ「それ以外の役割ないからね」
ボケ「人を乗せないタクシーがいいな」
ツッコミ「ただの鉄クズです」
ボケ「うわぁどうしようマジで、どうすれば人を乗せないタクシーになれるかなぁ」
ツッコミ「人が乗るタクシーにもなれないのに条件絞って考えても意味ないと思うよ」
ツッコミ「というか君ささっきから意味わかんないこと考えてないでちゃんと自分の人生について考えようよ」
ボケ「考えてるだろ今」
ツッコミ「来世に向けて考えてんじゃん」
ボケ「来来来世に向けてだよ」
ツッコミ「そこ引き伸ばすんかい、もういいよどうもありがとうございましたー」
タクシーも安泰じゃないね