第一話 スタート
すみません!原木と栗原を間違えていました!!ですが、もう修正したのでご安心ください。
次の朝。
栗原は昨日の夜に用意しておいたマシンガンをバックの中に入れて、学校に来ていた。
しかし、どれだけ運が悪ければいいのか、学校ではあることが行われていた。
栗原は目の前を凝視している。
「はい、●○くんカバンの中を調べさせてもらうよ。」
「・・・はい・・・・・・。」
「ん?これは何だね?DSなんて持ってきて・・・。これは没収だ!!」
●〇くんはうつろな目で校舎の中に入っていく
・・・。・・・。・・・。
・・・そう持ち物検査があったのである。それもよりによって今日に。
「これぜってえやばいだろ・・・。」
ランディが突然横に現れた。
「よ!」
栗原は驚く。
「・・・。どうやら今日は持ち検があるらしい・・・。」
しかし、ランディは平常心を保ったままだ。
「それが?当り前のことじゃん。」
「え?」
ランディはそそくさといってしまった。
・・・。???余計、わけがわからなくなる。もう?で埋まってしまいそうである。
ランディは、先生になにもいけないものは持ってきていませんといった。
なんと、ランディは持ち検に引っ掛からなかった。そして、こちらを向き、ウインクをして校舎の中に入っていってしまった。
なぜ、ランディは武器がばれなかったのか。まさか、持ってきていなかったりするのだろうか。
栗原は恐る恐る持ち検が行われている現場へ行き、バックを先生に差し出す。
先生は、栗原の顔を覗き込む。
「何か行けないものをもってきていませんか?」
「い、いいえ・・・。」
栗原はあえて嘘をついた。ランディの時もランディは持ってきていないと言っていた。ならば、自分もこう言えば何とかなると思っていたからである。
先生はバックのチャックを開ける。するとマシンガンが顔を出した。
栗原は顔を手でおおい隠し、もう終わりだと思った。
しかし、先生はマシンガンをみてこう言った。
「今日はゾンビ鬼ごっこ当日だ。がんばって生き残れよ!」
そして、さらに訳がわからなくなっている栗原を先生は校舎のほうへ軽く押した。
栗原は押されるがままにして、校舎の中に入って行った。
中はいつもと何一つ変わらない空気が流れていた。それは、とてもこれからゾンビ鬼ごっこが始まるとは思えない空気だった。
栗原は教室の中に入る。皆をみて、栗原は驚いた。なぜなら、皆ちゃんと武器を持ってきていたからである。しかも、どうやって手に入れたかもわからないようなレアものの武器まで持っているものもいた。ランディは効果絶大であった。
自分の武器はただのマシンガンだった。裏オークションで手に入れたものである。しかし、これよりも珍しいものを持っているものもいたのだった。
ランディがこちらに気が付き歩み寄ってきた。
「はじまるよ。」
栗原は決心したような少し不安に駆られたような表情になった。
「あぁ。」
その時、放送が流れた。
「キンコンカンコン。これから、ゾンビ鬼ごっこを開始します。ゾンビは10体放されます。それではスタート!キンコンカンコン。」
校長の声だった。