帰路
一日空いてしまい申し訳ございません...
今回は会話が多めです
そんなこんなで帰路をたどっていると
「きゃあ!」
突然東雲が悲鳴らしき声をあげた、その方を見てみると
カラスに襲われていた
「なによこのカラス!さっさとどっか行きなさいよ!」
そういって追い払おうとするが一向に行く気配がない
「やれやれ、仕方ない...」
俺は彼女の方に行き
「気持ちはわかるけどもう解決したから...ありがとな」
そう言った
「は?あんた何言って」
そう言った瞬間カラスたちが羽ばたいて電柱の上に止まった
「何が起こって...」
「東雲、いい忘れてたが俺は普通の人より動物に好かれやすいんだ」
「それがどうしてさっきのことに繋がるのよ」
「え?一から説明しないとだめ?」
「そ、そうよ早く説明して!」
「はぁ....いいか?俺とお前が言い合ったあの日、お前を襲ったカラスたちが見てたんだよ」
「なるほど」
「で・だ・あのカラスたちはお前が悪いと思い襲った。OK?」
「あり得ない話だけどなんとなく分かったわ。でもいくら好かれてると言っても、なんであんたが声をかけただけでカラスどもは立ち去ったのよ」
「あーそれなんだが...俺にも良くわかんなくてなぜか俺が言ったことが伝わるんだ」
「はぁ!?」
「いや俺もびっくりしたよ?最初はゼスチャーもつけてたからそれかなぁと思ってたんだけど、ゼスチャー無しでも伝わるから驚いたんだよ」
「はぁ...とりあえずあんたが凄い形質があるのは理解したわ」
「でもそのせいで人からは嫌われるんだけどね、」
「あーそうかもしれない、あんたクラスの全員から嫌われてるわね」
「だろ?でも俺はこの特性あってよかったと思ってるよ」
「でもおかしいわね?」
「なにがだ?」
「私、あんたのことは嫌いじゃないわよ?」
「........え?」
そんなことを彼女は言うのだった
読んでいただきありがとうございます!
出来れば感想や評価をしてくれたら嬉しいです
これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m