羽川暦視点１
昨日出せなくてすみません...
お詫びと言ってはなんですが今回はちょっと長めです
ついでに暦視点です
私は孤独だった。と言っても最初から孤独だった訳ではなく中２のころからだんだん私から人が離れていっ
た
理由は簡単で私は周りより体の発達が早く男子からはチラチラと見られ女子からは軽蔑の目を向けられてい
た。それだけなら良かった、私には幼馴染みの親友がいてその子だけは私の側にいてくれただけど事件が起
こった
ある日の放課後、男子から告白され私は困惑しながらも断った。私はそれで終わりかと思っていたのだが
その場面をその男子が好きな子が見ていたみたいで、変な噂を流したらしい
『体で誘って告らせて、で結局断ってそれを楽しんでるらしいよ～』とか
テストで良い点を取ったら
『あのいやらしい体で先生を誘惑して、テストの内容こっそり知ってたんだって～』など
どんどん内容がひどくなっていき１番恐れていたことが起こった
たった１人の親友にもその噂が入った
なんとか誤解を解こうとするも
「話しかけないでくれる？汚らわしい」
それからはもう何も記憶にない。ただただこの学校の人がいない高校に行くために親に独り暮らしの許可を
もらうために勉強した。
高校には受かったのだが１年以上まともに人と話をしていないもんでクラスの人とは打ち解けなかった
そのまま１年が経過しようとしていつものように下校してると狐に会った
「...へ？」
思考が停止した、いや狐は好きなのだがここはそんな田舎じゃないから普通は出ないはずなんだが
いや田舎でも出ないか
どうでもいいことを考えてるといつの間にか遠くに行っており急いで追いかけると１人男子がいた
同じ制服を着ているので多分同級生、狐はその人に走って近づいていった
狐はそんな人になつかない動物なのにどうして...唖然として見てると
どこからともなくカラスや雀、ついには猪まできてしまった
は？カラスと雀は分かる...いやあり得ないけどまあいいてとして
猪？！どっから出てきたの！
その日はそれ以上考えると頭がパンクしそうなので帰り早く寝た
その日から私は無意識にその人を追うようになった
その人は宮野葵というらしくみんなからは嫌われているらしい
宮野くんを追ってるとわかったことがある、宮野くんは捨てられてる猫を保護してる
でもそれは瀕死な猫だけで誰かから餌をもらってる野良猫は保護しないらしい
あと宮野くんは動物に好かれる、とにかく好かれる。正直うらやましい...
直接会って話をしたい！だけど勇気が出ず４ヶ月経過した
ある日いつものように追ってると女の人と喧嘩をしていた
その女はクラスの男子が話してるのを聞いたことがある名前は東雲紗姫。学年１美人だとか
確かにきれいな人だだけどなんでそんな人が宮野くんと喧嘩を...
喧嘩というよりは宮野くんがキレているだけ...だと思う
あんなに怒ってる宮野くんは初めてでそんな彼の姿は新鮮でとても魅力的だと思ってしまった
それからなんとあの東雲と下校していた
その次の日も
また次の日も
また次の日も下校していた。その日あっちから私に話しかけてきた
私は人生で２回目で終わったと思った。私がしていることは、はたから見ればストーカーだ
だから私は素直に思ってることを言うことにした
『宮野くんと話をしたいけど勇気がなくて出来ない』と
そうしたら案外いい人で素直にその言葉を受け入れてくれた
それから、なんやかんやあり
私と東雲さんとは名前で呼ぶ仲になった。でも正直私は紗姫をあんまり信用していない
過去にあんなことがあったから仕方ないじゃないか
そしていつものように図書室でお弁当を食べてると宮野くんと紗姫が入ってきた
どうやらここで食べるらしい。そして宮野くんが食べるお弁当は紗姫が作った物なんだと...
なんだ？この気持ちは....もしかしてやきもち？
それからまたなんやかんやあり紗姫と私で交代で宮野くんのお弁当を作ることになった
紗姫はまだ気づいてないがたぶん彼女は宮野くんのことが...
でも私はもう分かってる。この差は大きいよ？覚悟しててね？紗姫ちゃん？
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