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セカオワ「Dropout」歌詞感想【ドロップアウトしてもそれでも】

SEKAI NO OWARIのシングル曲「Dropout」を聴いてほしい。


包み込むような電子音のサウンドの上に乗る深瀬さんのボーカルは儚げで、リスナーを切ない感傷に浸らせる。


しかし、儚げであると同時に、誰にも自分の進む道を邪魔させないような純度の高い意思も感じさせるのだ。


この意思はどういった類のものなのだろう?


歌詞を読んでみる。


歌詞は英語だが、僕の人生とシンクロする歌詞だった。


なぜなら、深瀬さんが精神病院にいた過去についても綴られているからだ。


Little pills and all white gowns

(小さな錠剤と全ての白衣)


上記の歌詞は発達障害で精神病院にいた過去を描写しているものだろう。


僕もドロップアウトし続ける人生を送ってきた。


高校3年生の時に統合失調症を発症し、高校をドロップアウト。今の職場も病状が酷くなって何度かドロップアウトしている。


現在も入院して療養中だ。


ある日、相部屋している隣のご老人が部屋を移ることになった。


「今までありがとうございました」と僕が言うと、「こちらこそ。お互い頑張りましょうね」と返された。


もう、あなたは頑張らなくていいんだよ。頑張ったから病気になったんじゃないの? そう思っても言えなかった。


深瀬さんもこの曲で歌うThese four walls(四方を壁に囲まれて) Feel so small(とても息苦しく感じる)という歌詞は、僕やこのご老人の今の状況だ。味の薄い病院食のように味気ない毎日。


もうこれ以上息苦しく感じずに安らいだ気持ちになるためには、頑張らない勇気やテキトーでいる勇気が必要なんじゃないかと思う。


一方、深瀬さんは病気を抱えつつも、その努力の量は並大抵のものじゃない。彼の今のサクセスストーリーは、彼とメンバーの努力に支えられたものだ。


I came from Dropout Boulvard

(僕は脱落者大通りから来たんだ)


Through my darkest days

(最も暗かった日々を越えて)


Bet on myself and beat the odds

(自らに賭け、逆境に打ち勝った)


僕には、深瀬さんのような人生は送れない。病気は悪魔のように僕の心を蝕んでいく。そう思う時もある。


しかし、今できることをやっていくことはできるはず。


セカオワのこの曲にとても励まされている自分がいる。この曲のサウンドは、頑張りと安らぎのバランスが僕にとって理想型に思える。


自分もBet on myselfしてbeat the oddsするんだ!


現在進行形で脱落者大通りにいる僕はそう思うのです。

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