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【ライブレポ】超笹祭感想(太平洋不知火楽団,うみのて,呂布カルマ,笹口騒音オーケストラ,NEW OLYMPIX,spo-kyz)

笹口騒音率いる太平洋不知火楽団のレコ発ライブであり、笹口さんの他の3バンド(うみのて、笹口騒音オーケストラ、NEW OLYMPIX)も出演するスペシャルなイベント。しかも、オープニングゲストのspo-kyzに加えて、スペシャルゲストに呂布カルマ! 開演前のSEは森高千里がかかっていた。


以下、各アクトの感想を書く。添える動画は過去のライブのものやMVです。


1.spo-kyz

オープニングを飾るのは、ナニワのピンク・フロイドことspo-kyz。


僕と笹口さんの問題意識は近いところもあって、今の日本の音楽には悪魔的な音楽を演奏するバンドが少ないってこと。脳味噌をダークに染め上げ、ハラワタからグッとくるような音楽ね。


spo-kyzは緩やかなbpmの上で妖しく歌っていた。男性ボーカルも女性ボーカルも妖しいし、ベースの奏でるリフもハーメルンの笛吹き男のように妖しい。音が爆発するところは、悪魔の決起集会といった趣き。その中でもフサフサのウサギの被り物をしたバイオリニストの奏でるバイオリンが天まで響くように美しかった。最後にギターボーカルが自身のギターを抱えながら転げ回る姿は何かに祈っているような真摯さがあった。


踊ってばかりの国が好きな方なら、ハマりそう!



2.笹口騒音オーケストラ

「おんがくのじかん」でスタート。「A.I.」など名曲を挟みつつ、「バードマン」「世捨て人になっちまっただ」など新曲を披露。最後に演奏した「名曲の描き方」はやっぱり良かったなぁ。鉄壁のリズム隊の演奏も、ホーンセクションもアコーディオンも、もちろん笹口さんのウクレレやギターも気持ち良かった!


「世捨て人になっちまっただ」では自分もいともたやすく世捨て人になった気楽さで聴くことができる。あー、働かないで毎日宴会なんて、最高だー!


そこには、天使的な音楽の多幸感があった。清らかさと愉しさで僕の心は弾む。悪魔的と天使的の音楽性の振り幅こそ、笹口さんの凄まじさだ。


重大発表とは、5月に上野の野外水上音楽堂で投げ銭ライブをし、そこでニューアルバムも出るということ! これは楽しみ!



3.NEW OLYMPIX

相変わらず鬼気迫っている「もはや平成ではない」からスタート。今回の新曲は「歌を残したい」かな。どの曲もめちゃくちゃカッコ良かった!


特に森岡さんのギターが安定感あって、エフェクターを使った幽玄を感じさせるような音色も最高! 大内ライダーさんのベースもニューオリンピックスに馴染んできた感じ。ラストは「?」。この曲はNEW OLYMPIXのマニフェストのような曲なので、呂布カルマ目当てに来た方にも刺さってくれていたら嬉しい。



4.呂布カルマ

MCでは笑いを取りながら、ラップであらゆるものをディスりながら、表現者として、ラッパーとして真摯な姿をそこに見た。ファンになってしまいそう。


「ヤングたかじん」、カッコ良かったなぁ。新曲も良い。身体に響く重低音が心地よく、それに乗る呂布さんのラップも素晴らしく、とても気持ちの良い時間だった。


ただ、「フェミニズム、ブス」とディスっていたことが引っ掛かったんだけど、お行儀良くフェミニズムを肯定するよりも、ディスる方が呂布さんらしいと納得がいった。(行き過ぎたフェミニズムは問題だけど、フェミニズムには女性の権利や自由を推し進めてきた意義や歴史があると僕自身は思っている。)どんなこともディスったり、嫌ったりする自由があるよね。その自由を呂布さんのラップには感じたな。そのディスが気に入らなくても、心の根っこでは通じる部分があるから呂布さんのファンになれるよ。あー、クールコアなラップがヤバカッコ良かった!


笹口さんの一人称が「私」というのがチャームポイントだというMCもあった。確かにそうですね!



5.うみのて

本日のベストアクト。


サポートに電子パッドのころさんを入れて7人体制のうみのて。これは最初から「MUTEKIの歌」を演奏するつもりか…!と思っていたら、そうだった。呂布さんが客演でステージに乗ってラップを披露する。


その後も様々な曲を演奏したが、旧・うみのての代表曲は演奏しないストロングスタイルだった。「砂漠です」はやはり名曲だなぁ。エロくて可愛い女の子に出演してもらって良いMVにしていただきたい。


終わる頃には、僕はもうほとんど感動してしまった。6人のうみのてのメンバーそれぞれの凛とした姿がまぶしかった。シン・うみのての「21st Century Soundtrack」も素晴らしいね! 光り輝いていた。



6.太平洋不知火楽団

今日レコ発の太平洋不知火楽団。「八百屋」からスタートし、新たな代表曲の「売春歌」を披露する。楽譜で表記するのは不可能と言ってもよい笹口さんのギターのニュアンス。イカレてるけどイカしてる。大内ライダーのステージアクションもド派手だったし、ツガネさんのドラミングもパワフルだった。最後の「ADHD」に笹口さんの音楽を好きなリスナーのアイデンティティが記銘されていた。病気か、病名はついていないがどこかしらビョーキなのだ。つまりは、多数派に馴染めない少数派。


最初から最後まで直線的に流れるように続くライブで、元気をもらった。瞬発力といったら、太平洋不知火楽団! 今日買ったCDも近いうちにレビューします。



7.YAOAY(笹口騒音)

「うるう年に生まれて」を弾き語りで披露。「音楽を鳴らして あなたの声を聞かせて」という最後の歌詞には、音楽を鳴らし、ツイッター上やネット上の反応を求める笹口さん自身が映り込んでいた。覇気があり、真に迫る演奏に、ライブハウスの観客が丸ごと吸い込まれていった。


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2/29土@西永福JAM


笹生誕9才記念

超笹祭


出演

YAOAY(a.k.a.笹口騒音)

太平洋不知火楽団

うみのて

笹口騒音オーケストラ

NEW OLYMPIX


SG:呂布カルマ

OG:spo-kyz

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