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番外編 イチャイチャ登下校
ユリアナ充電中
「ユリア、ほら、掴まって」
「うん、ありがとう」
ノアと一緒に馬車に乗る。学園への登下校はいつもノアと一緒だから。だがここで一つ問題がある。それは…
「ユリア、ここ座って」
「はいはい」
ノアは馬車の中で私を膝に乗せて横抱きするのが大好きなのです。
私が、外でイチャイチャするのが恥ずかしいので、イチャイチャするのは二人きりの時だけにしてほしいとお願いしたら何故かこうなった。何故だ。
「ユリア、可愛い!」
ノアはそう言うと、私を更に強く抱きしめて顔中にキスの雨を降らせる。
正直恥ずかしいしくすぐったいのだけど、ノアはこれでも我慢の限界らしい。
まあ学園ではクラスが違うのでずっと一緒にはいられないし、これも仕方ないのかなとも思う。私もその、まんざらでもないし…恥ずかしいけど、ノアの愛情を感じるので正直ちょっと嬉しかったりもする。
「ねえ、ノア?」
「うん?なーに?」
「大好きよ」
「…っ!僕も!」
余計に顔中にキスされたけど、まあこれが私達の日常です。
たまには素直にラブラブ