婚約者の幼馴染と放課後
放課後
放課後になりました。ノアが教室まで迎えに来てくれます。
「ユリア!迎えに来たよ!一緒に帰ろう!」
ノアの所に向かおうとした時、ルーク様が私の手を掴んで引き留めます。
「ルーク様?どうかしましたか?」
「ユリちゃんっていっつもノアと一緒に帰ってるの?」
「はい、一緒に登下校していますが…」
「ねぇ、僕もまぜて欲しいんだけどダメかな?」
ルーク様がお願い!と手を合わせてきます。ルーク様とノアは仲直り出来たことですし、断る理由もありません。
「大丈夫ですよ!一緒に帰りましょう!」
「わーい!ありがとう、ユリちゃん!」
「いえいえ、どういたしまして」
二人でノアの所に向かいます。
「…?なんでルークも一緒にいるの?」
「ノア、今日はルーク様と一緒に帰りましょう?」
「え!?なんで!?せっかくのユリアとの二人っきりの時間が…!」
「あー!はいはい!お邪魔虫でごめんね!でもちょっとくらいいいじゃん!」
「ちょっとでもやだ!婚約者である僕を無視して何勝手な約束してるの!」
「ごめんごめん!まあそこをなんとか!」
「絶対やだー!」
二人が仲良くじゃれあっているのをみてとても微笑ましい気分になります。とても可愛いです。やっぱり幼馴染って素敵です。
「ノア、今日だけなのだし別にいいじゃない。ね?」
「……………………ユリアがそういうなら」
「あ、今日だけとは言わずこれから毎日一緒に登下校しよう」
「え?」
「はい、わかりました」
「ユリア!なにさらっと了承してるの!?」
「ふふ。ありがとう、ユリちゃん」
「どういたしまして。じゃあ行きましょう」
「そ、そんな…!ユリア、考え直してー!」
そして、私達は同じ馬車に乗って帰り道を通っています。
「ところでさ、ユリちゃんってどんな食べ物が好きなの?」
「チョコレートですね」
「へー、ノアとお揃いだね」
「ユリアとは食の好みも似てるんだよね。ねー、ユリア」
「そうね、ノア」
「ラブラブだね。でもチョコレートならアリア様もお好きだよ」
「そうなのですか?」
「うんそう。俺は苦手だけど」
「知ってる」
帰り道にこうしてノア以外の方と一緒に過ごすのが新鮮で、とても楽しいです。
「じゃあ好きな花は?」
「百合です」
「可愛いよね」
「そうね。いつもノアが百合の花をくれるから、私の部屋は百合の花畑のようになっているんですよ」
「…へえ、そうなんだ」
「ユリア、僕が可愛いよねって言ったのはユリアのことだよ」
「もう、ノアったら!」
「ふふ」
ルーク様は私達が仲良くじゃれあっているのを黙って見ています。どうしたのでしょう?
「ルーク様?」
「…あ、ごめんごめん。本当に仲がいいなと思ってさ」
「そりゃあそうだよ。僕とユリアだもの。ね、ユリア」
「そうね、ノア」
「じゃあさ、好きな宝石は?」
「トルマリンです」
「へえ、トルマリン!やっぱり宝石言葉的に?」
「はい、そうです。誕生石でもあるので」
「この間ユリアにトルマリンのついたネックレスをあげたらすごく喜んでくれたんだよね」
「ふふ。ノアからのプレゼントならなんでも嬉しいわ」
「ふふ。そう言って貰えると嬉しいな」
「…へえ」
そして楽しく話しているとルーク様のお屋敷に着きました。
「今日はありがとう、また明日ね」
「はい、また明日」
「じゃあまたね」
明日も楽しみです!
楽しくお話し




