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私の婚約者が完璧過ぎて私にばかり批判が来る件について  作者: 下菊みこと


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ベル・ネイサン♢

何が悪いのかわからない

どうして!なんで!どうしてこうなるのよ!全てはあの女がいつもいつも邪魔してきたせい!あの女が大人しく断罪されてればよかったのよ!私は悪くないもん!なんで私が晒し首なのよぉ!!!


あの夜会で私は全てを失った。男爵令嬢としての地位も、築き上げた逆ハーレムも、得られるはずだった玉の輿勝ち組人生も。家族も、私のせいで一緒に処刑されてしまうらしい。両親には、このバカ娘が!と酷いことを言われて拒絶されてしまった。


一体何が悪かったの?なんでこうなるの?だって私何も悪いことしてないのに!せっかく異世界転生出来たんだもん!楽しんで何が悪いのよぉ!


…でも、遅かれ早かれこうなってたのかな。だって、私が堕とした伯爵令息や侯爵令息のお家はみんな悪いことをしていたらしいし。あの中の誰かと一緒になってもきっと幸せにはなれなかっただろう。でも、だからこそノア様とくっつきたかったのに!なんであんな女に私が負けるのよ!意味わかんない!なんでノア様はあんな女を選ぶのよぉ!


…教会の鐘がなった。処刑の時間だ。これから私は国家反逆罪で処刑される。本当になんでこうなったんだろう。私はただ幸せになりたかっただけなのに。処刑台に連れていかれる。観衆から石を投げつけられる。痛い!痛い!怖い!怖いよぉ!


そうして最後に言いたいことはあるかと聞かれる。そんなのないよ。…いや、あった。


「あの女!地獄に堕ちろー!」


言いたいことは言った。あとは私の首に刃が落ちるのを待つだけ。怖い、怖いよ。誰か助けて。


…刃が落ちてきた。一瞬だった。これで私の楽しかったはずの異世界転生は終わった。

彼女は彼女で可哀想だったのかもしれない

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