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僕の愛しい婚約者が他のご令嬢方に絡まれるのがすごいむかつく

ノア視点

「ユリアー!ユリアー?」


僕は愛する婚約者、ユリアを教室まで迎えに来た。ユリアはすっごく可愛くて、でも凛とした雰囲気のかっこいい女の子だ。どんな悪口を言われても動じず、誰にでも優しい。僕の愛しい婚約者。本当はユリアナって言うんだけど、ユリアって呼べるのは僕だけの特権。だから、ユリアに話しかける時だけはユリアって呼ぶんだ!いいでしょう!羨ましい?でも残念!だって僕だけの特権だからね!


「あれ?ユリア?居ないの…?」


ユリアが僕を置いて帰るはずない。だから、きっとまたバカな奴等に絡まれてるんだと思う。適当な奴を捕まえて話しかける。


「ねぇ、君、ユリアナがどこにいるか知ってる?」


「ああ、ユリアナ様ならさっき他のご令嬢方と一緒にどこかに行かれました」


「そう、ありがとう」


にっこり笑う。僕の笑顔は美しいらしい。笑顔でいるだけで大抵のことは円満に解決するから楽だ。


「あっ、えっと、はい…」


その証拠に目の前の人も顔を赤く染める。いや、ユリア以外に好かれても嬉しくないんだけど。あ、それよりユリアを探さなくちゃ。


「じゃあまたね」


「は、はい!」


さっきの人に別れを告げてユリアを探しに行く。しばらく歩いて人気のない教室で、ユリアを見つけた。


「あんた一体何様のつもり!?」


「なんであんたなんかがノア様の婚約者なのよ!顔こそいいけど家柄がいいわけでもない、成績も平均的、ノア様にはあんたなんかよりもっといい人がいるじゃない!」


学園の一室でご令嬢方に絡まれてる。なんでご令嬢方ってユリアを目の敵にするんだろう。ユリアはこんなに可愛いくてかっこいいのに。


「ノア様は家柄良し、顔良し、文武両道、まさに学園の王子様なのよ!」


「なんであんたが独り占め出来るのよ!?」


なんでもなにも婚約者だし。てか学園の王子とか御免被るんだけど。いや、そんなことよりユリアだ、ユリア。


「ユリア!見つけた!こんな所にいたんだね、探したよー…こいつら、誰?」


「…っ、の、ノア様、ご機嫌よう」


「ご機嫌よう…」


「ご機嫌よう」


僕に睨まれても挨拶を出来るあたりはすごいと思う。すごいバカだなぁって。


「…どーも。ところで、なんでこんな所でユリア…ユリアナと一緒にいるの。返答次第ではタダじゃおかないけど」


「…っ!」


あー。でも、多分絶対。ユリアはこいつらを庇うんだろうなぁ。


「あー、のあ、ノア?」


「なーに?ユリア」


「この方々とはちょっと世間話していただけよ?そんなこと言わないで?」


「…本当に?」


「本当に。ねぇ、皆さん?」


「は、はい、そうです…」


「え、ええ、もちろんそうですわ」


「その…そうです、はい」


「ふーん。まあいいや、ユリアナに手を出したらわかってるよね?下手な真似はしないでね?…じゃあ、ユリア、一緒に帰ろ!」


どうせユリアがこいつらを庇うのはわかっていた。僕は基本的にユリアの意思を尊重するから、こいつらに制裁は加えないことにする。でも、それはユリアの為だからね。勘違いしないでよ?ああ、でも、ユリアと一緒に帰れるのは嬉しいなぁ。思わず笑顔になっちゃう。


「ええ、そろそろ帰らないとね」


「馬車はもう準備してあるよー」


「じゃあ帰りましょ」


「うん!ユリアと帰れるなんて嬉しいなぁ」


「毎日一緒に帰ってるじゃない」


「それはそうだけど、でも嬉しいの!」


「ふふっ、ありがとう」


「僕こそありがとう」


さりげなくユリアの手を握る。細くて小さい可愛い手。僕が守ってあげなくちゃね。


「…でも、好きなのよねー」


「え?」


「ノアのこと、だーいすきよ」


「…!嬉しい!僕もユリアがだーいすき!」


思わずユリアを抱きしめる。こんなに可愛いユリアだけど、ここまで溺愛するのは後にも先にも僕だけだろう。多分いつか、ユリアも愛してると言ってくれる日が来るだろう。いやもしかしたら今も思ってくれてるかもしれない。でも、今は我慢。だって無理矢理言わせることじゃあないし、学生結婚するとか言い出したらきっとユリアが困るんだもの。

つまりラブラブ両思い

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