表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の婚約者が完璧過ぎて私にばかり批判が来る件について  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/67

婚約者の姉がどうしてもむかつく

ノア視点

「ユリア!おはよう!」


今日はいつもよりちょっと早く着いてしまったので、外でユリアを待っていた。


「おはよう、ノア。待たせてごめんなさい」


そう言って僕に笑顔を向けてくれるユリアは可愛い。でも、一つ気に入らないことがある。


「大丈夫だよ、今日はちょっと早く着いちゃっただけだし。何よりユリアの為だもの…それよりなんでこいつが一緒に?」


そう、ユリアの姉、マリアナがユリアの側にいたんだ。


「ノア!そんな言い方しないで?」


「だってこいつのせいでユリアはいつも嫌な思いをしてるじゃないか!」


こいつ呼ばわりされてもマリアナは怯まなかった。


「おはようございます、ノア様。今日も妹をよろしくお願いします」


…ユリアを傷つけてるくせにユリアの姉として振舞うこいつが気に入らない。


「…別にあんたにお願いされなくても、ユリアナは大切にするに決まってる。むしろユリアナの側にあんたがいる方が心配なんだけど」


「ふふ、本当にノア様はユリアナを大切にしてくださっているのね。何よりです」


ふー、と思わずため息を吐く。忌々しい。


「みんながみんなその笑顔に騙されると思うな。さあ、ユリア、こんな奴放っておいてはやく行こう?」


「ノア!マリアナお姉様にそんな言い方しないで!マリアナお姉様、ごめんなさい」


こんな奴庇う必要なんてないのに、ユリアはいつもこいつを庇うんだ。


「いいのよ、気にしないで。いってらっしゃい」


「ユリア!こんな奴庇う必要ないよ!」


「もう!ノア!ごめんなさい、マリアナお姉様!いってきます!」


ユリアは僕を馬車に押し込み自分も乗り込む。マリアナなんかにユリアが謝る必要ないのに。


「もう!ノア!私を気遣ってくれてるのはわかるけどマリアナお姉様をいじめないで?」


「あの程度、ユリアが両親に虐められてるより全然マシじゃないか!」


「そういう問題じゃないの!」


「…まあ、それはおいといて、とりあえずこっちにおいでよ」


ぽんぽんと自分の膝の上を叩く。ユリアは大人しく膝の上に乗って横抱きをさせてくれる。僕はそんなユリアの顔中にキスをする。


「…ごめんなさい、ユリアを困らせたいわけじゃないんだ。ただ、どうしてもマリアナを見ると許せないって思いが強くなっちゃって」


「ノア…」


本当はわかってる。ユリアがマリアナのことを姉として慕っていること。でも僕はまだ完全にはマリアナを信用出来ないんだ。


「ごめんなさい、ノア。いつもありがとう」


ユリアが僕の頬にキスをする。…えっ!?なんでいきなり!?いや、嬉しいけど!え!?…僕の顔がボッと赤くなる。ユリアからしてくれることなんてそうそうないんだ。


「ゆ、ユリア、今…っ!」


「だーいすきよ、ノア。だからマリアナお姉様にももう少し優しくしてね?」


「…こ、今後は気をつけるよ」


ああ、言質取られた。今後はマリアナへの対応ももう少し柔らかくしなくちゃいけない。


「ありがとう、ノア」


「…はー、ユリアには敵わないよ。そんなユリアも可愛いよ」


とりあえずさっきのお返しにユリアにもっとキスをする。…これでもマリアナへの態度はかなり良くなった方なんだ。いつかマリアナを本当に信用できるようになったらその時は仲良くしてやってもいいかもしれない。きっとその方がユリアの笑顔をたくさん見られるから。

本当はノアもちゃんとわかってるんです

ただ今までが今までなのでどうしてもマリアナ含めユリアナの家族は警戒対象

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ