558 到着
ミ(/・・)/スチャッ
今回借りた、自然に囲まれたコテージは少し値段は高くても、お風呂もあって快適な場所だ。予定では2泊3日、食材は少し行ったところにある店で調達出来るので、ゆったりと過ごせそうだ。
今夜はバーベキュー、明日からは俺が食事を作ることになるが、水瀬さんも少し手伝ってくれるそうだ。彼女はそこまで料理は得意ではないそうだが、普通の女の子らしくそれなりに出来るらしい。
そんな訳で、車から降りたら早速全員で中に入る。俺と雅人は荷物を持ってだが、まあ、俺達はそこそこ鍛えてるからそんなに問題は無かった。流石に女性陣に持たせる訳にはいかないしね。
「おー、ひろーい」
嬉しそうに中を見回す我が娘。台所に真っ先に向かったのは父親の影響だろうと嬉しくなる。
「ぱぱ、れいぞうこひろいよ」
「お、本当だね。キッチンも広いしお昼から頑張って作るとしますか」
「わーい♪」
可愛い娘にほっこりしていると、雅人が聞いた。
「んで、部屋割りどうする?」
「ん?それは・・・」
「ぱぱとままといっしょがいい!」
「・・・だそうです」
「そうなると俺と水瀬が一緒か?普通こういう場合は男女別だと思うが・・・」
まあ、俺達は夫婦だからいいとしても、雅人と水瀬さんは恋人同士だしなぁ・・・まあ、でもそこは仕方ない。
「遥香はどうです?」
「私はたまには水瀬とでもいいが・・・多分、お前が居ないと寂しいから一緒がいいな」
「と、言う訳で水瀬さん。雅人と添い寝のチャンスだよ」
「ふぇ!?」
「いや、布団は別でもいいだろうに」
照れ照れな水瀬さんだが、嫌ではないのだろう。まあ、隣の部屋で大きな音か抑えるような艶声とか聞こえてきたら千鶴の耳を塞ぐようにしよう。それくらいの配慮は当然だ。
「まあ、こっちは多分ないけど、物音してもスルーでな」
「は、はい・・・」
遥香としてはこの状況でのシチュがアリなのか・・・千鶴が起きたら困るからしないとは思うけど、そう言われると意識してしまうのが男というものだ。
「雅人さん、ファイト」
「お前もな」
どういう意味での励ましなのかは聞かなくても分かるだろう。今夜鋼の精神で耐えきるか、誘惑に負けてバレないようにするかの2択。どちらの意味でも頑張るという意味だ。
「風呂場で鉢合わせしないといいけどね」
「多分だが、お前の方が体力あるし鉢合わせはないだろうな」
「妻は妊娠してるし本気は出せないけどね」
「まあ、それでもお前には負ける気がするがな」
幸いなのはこんな会話をしても千鶴は分からなくてニコニコしてることだろう。うん、やっぱりうちの娘は可愛いね。




