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枕の上に 希望の下に(12)

ノート破りて、実践躬行

白い扉を開ける

微塵も迷わずに

誰かは冷気を感じて

誰かは音に反応し

再び

その扉を開ける

生活の中に溶け込んだ

開けるという行為だ



切り裂いている

微塵も疑わずに

誰かは欲していたから

誰かは食べ方として

納得しているから

生活の中に溶け込んだ

切り裂くという行為だ



既に

感じることに飽きたのか

やっているのだ

やられているのだ

目の前の風景を

言語化してしまえば

語彙によっては

乱暴な風景になる

既に

感じることに飽きたのか

忘れてはならない

目の前の言葉だけが

風景では無い



静かに沈殿する

一通り知っている

それを何処かで切り捨てて

新しい物を探している

本当は繋がりがあるのだ

全てが繋がっている

一つを無くすことで

それから

流れ出る物は消える

それを知っているのか



便利さと引き換えか

不必要さと引き換えか

固めた新しさには

味はあるが

質が悪い物もある

消し去った物と

比べる人間は居ない

何処か有頂天になりながら

褒めているのである

そうやって作った物の中に

いつしか

中身が消える物が出てくる

構わないのだろう

表面が綺麗であるなら

中身を考えることは無い



目の前の物事に引っ張られ

分量と配分を狂わせている

感情が面倒な物だから

わざわざ

論理を作ったのだろうに

論理が感情に支配されていては

本末転倒である

クシャクシャに丸めて

一回

捨ててしまえば良いのに


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