解体
とりあえずこの状態だと日持ちしない為、夏目をバラす事にした。
窮屈そうな箱から取り出す
「うわぁ...軽いなー」
死体はよく重いと聞くが実際そうでもない、それとも夏目が軽すぎるだけか?
だが死後硬直で少し持ちにくかったので、担ぐ事にしたのだが
なんかシュールな絵面になってしまった
....米俵を担いでる気分になるな
っと、女の子に対して少々例えが悪いな
早く硬直が解けてくれればなぁ
待ってから解体するのでもいいけど
もっと死斑が酷くなるのも見目が悪いよな
やはり美しい物は美しく保ちたいし、鮮度が落ちるのは嫌だ
何より腐臭が酷くなる
...やはり今すぐ解体に移るべきだな
「降ろすよ」夏目を部屋いっぱいに広げたブルーシートの上に降ろした
その隣には解体用の道具がこれでもかと揃えてある
死んでるから聞こえていないのは分かってはいるけれど一応声をかけた
「じゃあ始めますかねー」
斧を手に取ると夏目の膝に向かって構えた
バラし難いけどこの際しょうがない
普段は二の腕からなんだけど
足からってのは初めてかもなぁ
勢いよく振りかざすとズゴンと気持ちのいいほどによく切れる
斧がブルーシートの下に置いてある木材に突き刺さった音がした
少し勢いをつけすぎたようだ。




