解体
いつもは連れ込んで背後から騒がれないよう一撃で殺していた。
壁は薄いし、悲鳴でもあげられたら堪ったものじゃないからな
そして相手が絶命したのを見計らって性行為に及んだ
俺は死体性愛〔ネクロフィリア〕死体にしか興奮しない異常性癖と言うものらしく
勿論誰にでもそうなる訳ではない
好きな子の死体じゃなければ意味がないからな
何より息子が立たない
死姦を存分に楽しんだ後は決まって相手を捕食する
これは食人性愛〔カミバリズム〕と言うものだ
初めは遺体処理に困って食べて消してしまおうとゆう考えから始まった行為だったのだが気がついたらいつの間にやら嵌っていた
前までは殺して死姦した後、いつも激しい消失感に襲われた
好きな女の子を殺してしまった後悔に苛まれ、
どうしようどうしようと頭を抱えたものだ
我に返り、気づいた所で相手は帰って来たりはしないのに
俺がこんな性癖じゃなければ、
共に生きる事だって選択出来たはずなのにね
後先考えず理性のまま動いた代償だ
また暫くの間彼女の事で苦しむ羽目になる、いつものパターンだった
でもどうだろう、ある日突然考えついたのだ
殺してしまった事に嘆いても彼女は帰って来ないのであれば俺の血肉になればこれから先もずっと一緒に生きて行けるのではないかと
いいアイディアだと思った
すぐにそれを実行したら、案の定俺の心も腹も恐ろしいほどに満たされた
後悔さえも消え失せ、以前よりもっと行為に入れ込むようになった
これからずっと彼女と共に居られる
彼女が他にを向ける事も見られる事もなくなるそれがとても幸せだったんだ。