【『何が流行っているのかわからない』を通り過ぎまして……】
(10代から20代のかたに
……読まれるような文章を書いたことが無いのでありますが)
自分が10代の頃。
父がよく
『最近流行っているモノがわからないよ』
と言っていたことを思い出します。
何でか?
と言いますと
食い扶持を稼ぐために働かなければならないため
なかなか10代に向けての情報に接する機会を得ることが出来なくなるから
であります。
10代のころに比べ
身体にガタが生じて来る中、
疲れて帰って来ますので
たとえテレビなどの前に辿りつくことが出来たとしましても
すぐ眠ってしまいましたり、
起きていたとしましても
馴染みの無い事柄よりは
かつて知ったるパターンのモノのほうに安心感を覚えましたり、
職場で接するかたがたの趣味趣向が
どちらかと言いますと
接する対象が年上のかたが多くなりますので
最新の曲よりは
望郷歌(金の卵世代も退職の時期に入って参りましたが)ないし
昭和の流行歌
(平成も20年過ぎましたし、
昭和の流行歌と呼ばれたのは、下手すると戦中まで)。
もしくは
ワンテンポ遅れました
彼らにとりましての
最新のキーワードや
駄洒落
につきあわされていくうちに
知らず知らずの内に
オッサンになっていくことになる。
……そんなとこなのかな?
と振り返っているのでありますが
今の私はどうであるのか?
と申しますと
『何が流行っているのかわからない』
を通り過ぎまして
その基準となる対象が見えなくなってしまっております。
何故か?
私が生まれてから
三十路になるかならないかまでですと
テレビの視聴率
とか
レコードやCDの売り上げ枚数
などを記しました
ランキングを確認しさえすれば
どう言うモノか?
はわからないにせよ
何が流行っているのか?
につきましては
把握することは出来ておりました。
でも今はどうなのか?
と申しますと
現在も
そのランキングは残されております。
残されているのでありますが
たぶん。
でありますが
実態とは
かなり離れた位置に
そのランキングがあるように感じております。
何故か?
テレビの視聴方法が
常に同じ位置に置かれたモノを通じてでは
必ずしも無くなったから。
音楽などを購入する方法が
形のあるものを。
よりも
ネットを通じて。
が主流となっているからであります。
にも関わらず
報道として
流行っているモノを取り上げる時は
相も変わらず
テレビの視聴率でありましたり
CDの売り上げ枚数を尺度とされている。
それら旧態依然の尺度で読み取られました
情報を媒介したモノが
『今。流行っているモノ』
として
オッサンである私が目にすることになる。
仮に
昔ながらの尺度で計られました統計を基に
形作られましたメディアの情報を鵜呑みにして
今、10代の子に話した時、
たぶんでありますが
(……オッサン何言ってるの?)
の冷たい視線を浴びせられることになるんだろうな……。
音楽ですと
もちろん
ダウンロードされました数を基にしました
ランキングが存在しておりますし、
(カードが差し込まれていますので)
少なくとも固定式のテレビに関しましては
実際の視聴台数を弾き出すことは出来る
と思うのでありますが
(……そこまでチェックする習慣も無ければ
体力も無い。)
更に言いますと
(本当に流行っているモノがわかったとしましても
普段会うかたが会うかたでありますので
職場で使う機会が無いため)
正直、必要無い。
…が積もりに積もりまして
若者とオッサンとの
ジェネレーションギャップは拡がっていくことになるのかな?
そのように感じております。