「見ざる、言わざる、聞かざる」
掲載日:2026/08/19
「見ざる・聞かざる・言わざる」をご存じでしょうか。
これは悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしない方がよいという意味のことわざで。
日本語の「ざる」と「猿」の語呂合わせから、目・耳・口を塞いだ三匹の猿(三猿)の姿で表されています。
その前後に、人間の一生を象徴した、合計八場面の猿の彫刻が世界遺産の日光東照宮にありますね。
①手をかぎして遠くを見ている母猿(子供の幸せな未来を願う)。
②見ざる・聞かざる・言わざる(幼少期は悪いことを見たり、聞いたり、話したりせず、素直なまま育ってほしいという親の思い)。
③座っている猿(独り立ち直前の様子)。
④上を見上げている青年期の猿(青雲の志を抱く)。
⑤下を覗きこむ猿と背中に手を当てる猿(困難に直面するが、周囲の励ましで乗り越えていく)。
⑥もの思いにふける様子の猿(恋愛の悩みを通して成長する)。
⑦仲睦まじい二匹の猿(夫婦で荒波を乗り越えていく)。
⑧お腹の大きい猿(子猿もやがて自分が親となり、やっと親の苦労がわかる)。
これらの彫刻は、人間の生き方を示す手本でもあり、子を思う親の愛情の深さを教えてくれているのです。




