表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

引き寄せられる記憶

 翔太郎は、中古車販売店でひと際目立つ一台のジムニーに目を奪われた。錆びついたボディや傷ついたバンパーもどこか懐かしい。その瞬間、幼少期に父と一緒にドライブした記憶が脳裏をかすめた。


翔太郎はジムニーの周りを一周し、じっくりと観察した。エンジンフードを開け、内部を確認すると、エンジンナンバーが目に入った。その番号に見覚えがある気がして、翔太郎は心がざわついた。子供の頃、父が手入れをしていたジムニーのエンジンナンバーと同じだったのだ。


「まさか、こんな偶然があるのか?」

翔太郎は驚きと共に、そのジムニーに強く引き寄せられた。販売店のオーナーに話を聞くと、このジムニーは何度もオーナーが変わり、長い旅をしてきた車だということがわかった。


翔太郎はその場で購入を決意した。自分の手でこのジムニーを再び動かし、思い出を取り戻そうと心に決めたのだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ