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4 頭ぶつけて寝た


‹モンスター›の項目から1個戻り、‹ボスモンスター›をタップする


ウィンドウにズラリと名前が並ぶ


‹ボスモンスター›

[1階層につき一体まで召喚可能]

・キングスライム«700P»

・ゴブリンキング«1500P»

・コボルトキング«1800P»

・オークキング«2500P»

・キングオーガ«5000P»

etcetc····


ふむふむ、ボスモンスターは1階層につき一体しか出せないのか。

相変わらずスライムが安い····。


ボスモンスターの項目もかなりの品揃えで、さっきのモンスターの項目と同じくポイントが高ければ高いほど強いボスモンスターを召喚できる様だ。


はえー、竜王ワイバーンキング«50000»、龍王«1000000»!

やはりワイバーンはドラゴンより弱いのか···。

ボスは通常モンスターの5倍程のポイントがかかるみたいだな。


ええと次は····。


‹ボスモンスター›を閉じて、下の‹アイテム›項目をタップする



‹アイテム›

・[検索][ ]



····うん?


何故か検索バーが出てきた


見た感じ欲しいアイテムを検索するのか····?

じゃぁ····


[メロンパン]


[検索]っと·····。



‹アイテム›

・メロンパン«1000P»

・チョコチップメロンパン«1200P»


え?高くね?

異世界だからか?

かなりぼったくりだな。


そうだ、逆にポイント数で検索できるんじゃ·····。


[1000000P]で[検索]っと····。



‹アイテム›

・魔王の玉座«1000000P»

・神竜の宝玉«1000000P»

・失われたアーク«1000000P»

etcetc····



うん····なんか色々やばそうなラインナップだ。

魔王の玉座ってほんとに100万もするのか?

あと何だよ、失われたアークって····イン〇ィ・ジョー〇ズかよ。


まぁともかく欲しいアイテムが手に入る事は分かった。


正八面の発光体に触れると、ウィンドウは最初の、《ダンジョン拡張》と《アイテム交換》の項目を表示するホーム画面に戻った。


ダンジョンねー····。


天井を眺めて考える


どうも俺が今いるこの場所はダンジョンじゃない気がするんだよな····いや、ダンジョンではあるんだけどさ····。


だって密閉されてんだよ?

どこから冒険者が入るんだ?


·····もしかしたらこの空間はダンジョンの卵の様なものなのかもしれない。


じゃあどうすればダンジョンになる?


立ち上がって再び発光体のウィンドウを出す


·····きっかけだ。

なにか変化が必要なんだ。



《ダンジョン拡張》

‹ダンジョンサイズup›«5000P»

‹ダンジョン階層追加›«5000P»



‹ダンジョン階層追加›·····これだ。

恐らくここは地下だ。階層を増やせば地上に出る事ができるのだろう。


俺は‹ダンジョン階層追加›の項目を押────さないで、上の‹ダンジョンサイズup›を押した。


何でって?

だって外界と繋がったら冒険者とか来るんでしょ?

ダンジョンマスターって狩られる側じゃん。

俺死にたくないもん。


ゴゴゴという音と共に、地面が伸びる


ものの数分で、さっきまで体育館サイズだった洞窟が市民プール位になった。


····出世である。


ふぅ〜ひんやり〜。


洞窟は、ゴツゴツしている事に目をつむれば割と快適だ。

埋め込まれている光る鉱石のお陰で、明るさもちょうどいいし、気温もひんやりして気持ちいい。


よしっ寝よう!


勢いよく地面に寝っ転がった俺は、ゴツゴツした石に頭をぶつけて悶絶したので、‹アイテム›で布団と毛布を買ってから寝る事にした。




布団«500P»

毛布«200P»


残りポイント数«4300P»

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