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ウチとミーにゃんのお喋り話  作者: にゃん丸
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第百三話『あれこれ話パート12にゃん』

 第百三話『あれこれ話パート12にゃん』


《性懲りもにゃく始めるウチを、寛大にゃる心で許して欲しいのにゃん》


「ふぅぅむ。なかなかの美少女と自分でも思うんだけどぉ。

 このほっぺがちょっとばかし膨らみすぎているところが、

 またなんとも幼児っぽいのわん。『タマにキズ』なのわん」

「ふにゃっ!

 ミーにゃんミーにゃん!

 あんた、女の子じゃにゃかったのにゃん!」



《初っ端から下品にゃお話でごめんにゃ》



「ミーにゃん。『愛』とは甘いばかりじゃにゃいそうにゃよ。

 つらく苦しく悲しいこともあるんにゃて」

「それってさぁ。大概、経験者は語る、なのわん。

 長いお話になるから、面倒だったら、

『あっ、いっけなぁい。

 聴きたいのは山々なんだけどさぁ。今日は用事があったのわん』

 とかなんとかいってね。

 さっさと、引き上げたほうがいいわん。お利口なのわん」

「まさに、経験者は語る、のにゃん」



《たまには愚痴っぽくにゃるのも可愛くていいと思うのにゃけれども》



「アタシが大宇宙の中に居るのは、

 アタシが大宇宙を必要としているからなのか?

 それとも、

 大宇宙がアタシを必要としているからなのか?

 ふぅぅむ。謎は深まるばかりなのわん」

「ねぇ、ミアンちゃん。後生だから、ミーナちゃんを慰めてあげて。

 あの子ったら、ひとり置いてけぼりにされたことで、

 相当ひねくれちゃっているの」



《にゃって、すやすや、お昼寝していたのにゃもん》



「ミアンって、とぉってもやさしいおネコさんなのでありますよぉ。

 つい先日もですねぇ。ミムカが残したお菓子を、

『この時期、足が早いもんが多いから、気をつけてにゃ』

 なぁんて注意してくださいましてですねぇ。

 ぺろり、と平らげてくれたのでありまぁす」

「ダマされちゃダメなのわん。ただ食い意地が張っているだけなのわん」



《ミーにゃんのお菓子も食べてあげるのにゃん》



「今のウチがウチではにゃいのにゃん」

「今のアタシがアタシではないのわん」

「なら、今のワタシもワタシではないのね?」

「とぉっくに手遅れです。イオラお姉さま」



《にゃんでもいえばいいと思ったら大間違いにゃん》



『当たって砕けろ!』


「ミアン君。これがボクの座右の銘だよ」

「ミクリにゃん。それってどういう意味にゃの?」

「あっはははっ。知らないよ、そんなの。あっはははっ」

「相も変わらず、豪快にゃアホっぷりにゃん」

「そうかなぁ。

 ボクに聴いて判るなぁんて考えるほうが、

 よっぽどどうかしているんじゃないの?

 あっはははっ」

「それもそうにゃん。にゃっはははっ」



《日常茶飯事にゃアホ同士の会話でした、のにゃん》



「にゃあ、みんにゃあ。

 今年の風邪はアホでもうつるんにゃてぇ」

『ええっ!』

 ささっ。

「みんにゃ素直にゃ。

 あっという間にネコマスクと妖精マスクにゃもん」



《やっぱアレかにゃあ。トラネコでもマスクをしたら、タイガー……》


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