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七度転生した大賢者、今世では剣士として無双します 〜魔法全盛の世界で剣を選んだ理由〜  作者: ねむのき 圓
1章 最強の賢者と7度目の転生

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ギルドと……現在の魔物たち

まだまだ盛り上がるので続き見てください

 AM9:00。ひと息ついたところで、昨日ギルドマスターどもから呼ばれていたことを思い出す。


「めんどくせぇが……今の時代を知るにはちょうどいいか」


 部屋を出てギルドへ向かう。

 この時代、ギルドは学校へ改築され、ギルド本部は城内へ移転。

 王室の依頼を中心に動くため、一般からは受注しないらしい。


(効率悪い気もするが……魔物の頻度を考えれば、国が管理したほうが安全か)


 ぶつぶつ考えているうちに到着した。


「やっと来ましたか、賢者様」


 昨日のいけ好かない髭――アリゾナが声をかけてくる。

 もちろん無視。


「入学もある。俺が賢者だと知っているのは昨日のメンバーだけにしろ。それが条件で話を聞く」


「構いませんよ。ただし、逆に目立たないようお願いしますね?」

 ニヤリ担当・バージニアが口を挟む。


「任せろ。で、何の用だ?」


 ギルドマスターは五人。

 昨日も居なかった大物“グランドマスターのガル”はいないようだ。


・学校担当の髭アリゾナ

・政治外交担当のニヤリ、バージニア

・騎士軍担当のカロライナ

・ギルドの指揮官、魔法&スキルの頭脳アラバマ(ノッポ)

・宗教レイラン教のミズーリ(唯一の女性)

・そして総指揮ガル


 なかなかバランスは取れている。癖は強いが。


「人手不足でな。本日はギルドの手伝いをお願いしたい」

 ノッポのアラバマが言う。


「俺の利点は?」


「金銭面、生活保証、王国内の出入り、外出許可。寮生活は続くが、部屋は自由に使って構わない」


「いいだろう。あと物資支給と……俺の武器、どこかにあるはずだ。探してくれ」


 ミズーリが頷く。


「レイラン教の宝物庫に祀られています。本物かどうか確認し、持ち出せるか相談します」


「頼む。で、本題は?」


「西のハズレに“ヴァージュの森”があります。魔物の巣ですが、なぜか森から出てくることはない――そんな不思議な森でした。しかし、封印が……どうも解けたようなのです」


「ヴァージュの森か。俺が封印した。めんどくさいのが一体いたな」


 アラバマは静かに頷く。


「昨日派遣したAランクを含む部隊が消息を絶ちました。もう一隊向かわせたい。あなたにはそれに同行してもらいたい」


「Aランクが消えた?……これも闇夜の影響か?」


「その通りです」


 なるほど、と俺は立ち上がる。


「まぁいい。手伝ってやる」


「それと……今のギルドが“強い”のか“弱い”のか、あなたの目で評価してほしい」


「あー……なるほど。

 時代が進んで弱くなるとは思わんが、武器はよく出来てるし大型化も成功してる。ちょっとワクワクしているぞ」


 そう言い、待合室へ向かった。



「なんだ?Eクラスが遅刻か? さっさと来い、のろま!」


 入室した瞬間から喧嘩を売られる。


(ノッポ……お前かEクラスって登録したのは……)


「すいませんね」


 今回のリーダー、脳筋戦士ダンが名乗る。

 Bクラスだが、A昇格予定らしい。


「弱いものいじめか?まだAじゃねぇのにイキりやがって」

 Cクラスのデールが言う


 メンバーは以下。


・Bクラス戦士 ダン(斧)

・Cクラス聖職者 キキ

・Bクラス格闘家 ハル

・Cクラス魔法使い デール

・Cクラス魔法使い チップ

・Eクラス(仮)俺


 後衛多め。前衛は2割らしい。


「前衛は楽でいいよなぁ。詠唱もないし」

 チップのアホ発言にダンが噛みつき、キキが止める。


(戦い少ないと、こうなるか……)


 思わず口を出す。


「おい。攻撃する時間、詠唱する時間、誰が守ってると思ってる?

 前も後ろも関係ないだろ。パーティーってのはそういうもんだ」


 全員ぽかん。


(あー……やっちまった。Eクラスのくせに正論言っちまった)



 道中、ダンは雑魚スライムに全力で斧を振りかざす。


「そんなの構ってたら疲れますって」

 チップが呆れる。


「あいつら……喧嘩しつつも息は合ってるな」


 そして村へ到着。



「ここが拠点になる。昨日の先遣隊の荷物が残っていた」


 ダンが作戦を説明する。


・森へは無理に深入りしない

・毎日少しずつ調査

・随時本部へ報告

・先遣隊の捜索が最優先


 キキの索敵スキルは優秀だ。

 森の中の“動いていない気配”は大体把握できるらしい。


「じゃあ俺は?」

「Eクラスはここで待機荷物の見張りだ」

(ノッポの指示か。おれを一人にしてくれるわけだ)


 休憩をはさみ、俺を除くメンバーは森へ向かう。



 俺は一人、森の入口に残り、息を吐く。


「さて……評価といくか」


 パチン、と指を鳴らす。


 風がざわめき、景色がゆっくりと“森”へ姿を変えた。


「空間系の幻影……。こんな魔物じゃなかったはずだが?」


 街だと思っていた場所は、すでに森のど真ん中。

 先遣隊はもちろん、目の前のパーティーも敵の懐に入っていた。


(……こりゃ思った以上にやばいな)


「勝手にやって全部解決してやるのも違うし……今回の任務はまだ序盤だ」


 少し考え、大賢者らしい結論を出す。


「よし。先に先遣隊助けに行くか」


その瞬間――

森の奥から、

人ではない悲鳴が響いた。

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