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秘密の課外授業⑨

気持ちよく眠っている美人三姉妹の二女。

俺の趣味は少女の観察か? 違うよな。

ここはチャンスかもしれない。お仕置きを実行する時だ。


へへへ…… よくも俺を嵌めやがったな。その代償は払ってもらうぞ。

興奮と共に怒りが溢れる。

本来なら多少のいたずらは許容するが教師廃業の危機にまで追い込まれた。

冗談では済まされない。

陥れようとした罪は重い。罪には罰を与えなければならない。

そして罰の方法は罪と同等かそれ以上で対処するのが良いだろう。

そうすればもう二度と罪を犯そうなどとしないはずだ。


二女のところへ行くと勢いよく布団を剥ぐ。

「うん? 先生…… 」

まだ寝ぼけてるらしい。まあ疲れただろうからな。

「起きたかい? 」

「そうだ。私たち帰らないと。起きるね」

制服のまま布団に入ったらしい。

いたずらに疲れて寝てしまったのだろう。俺の布団なんだけどな。

勝手に敷いて勝手に寝やがって。どう言う神経してやがる?

ここはオールセルフサービスの旅館か?

防音もセキュリティーも完璧だが中からの攻撃には弱い。


「どうしたの先生? 」

異変に気づいたのか二女の声が裏返る。

もう遅いんだよ。間抜けな奴だな。

「ははは…… どうも物足りなくてさ。協力してくれるかな? 」

もちろん拒否権などない。言われるまま従うしかないのだ。

お友だちの長女は大人しく寝ている。

いくら叫ぼうが喚こうが聞こえても夢の中さ。

それにだ。仮に気づいて彼女がどうにかするかな?

ただ面白がって見てるだけだろう。


「ええ? 何? どうしたんですか先生? 」

慌てふためく二女。うん可愛いものだ。

スカートの下から下着が少し見える。だらしないな。

まずくつ下から。

ちょっと足を広げさせると隠れていたモノが露わになる。

「先生ふざけてるの? いい加減にしてよね! 」

「悪い悪い。でも仕方がないだろ? 

「先生? ふざけてるの? いい加減にしてよ…… 」

焦って繰り返す。完全に目が覚めたらしい。

「お前らの企みじゃないか。いたずらにはいたずらで返す。それが俺のやり方だ。

文句があるなら勝手にどうぞ。ふふふ…… ふざけた代償は大きい。

ほら声を上げてみろって。助けに来てくれるかもしれないぞ」

もちろん防音装置は完璧。こんなことの為にあるのではないが。

それでも役に立ったのだからいいだろう?

 

制服を脱がし勢いに任せブラをはぎ取る。

そしてスカートをまくり上げショーツに手を掛ける。

「どうしてこんなことを? 先生おかしいよ! 」

よくもそんなことが言えたものだ。お前だろうが。

お前たちが俺をこんな風にしたんじゃないか。

もう諦めろよな。俺だって諦めたんだからな。


「体が反応してしまったんだ。もうどうすることも出来ない。

こうなったのもお前たちせいだ」

いやあ!

ついに本性を現したか。

拒絶するとは舐めた奴だ。だからって許しはしない。


嫌がる少女を取り押さえ屈服させてからゆっくりと貪り尽す。

ついに己の心の奥底に隠していた欲望を解放する。


ハアハア

ハアハア

「先生…… ごめんなさい…… 」

謝罪の言葉を口にする少女。

果たして本心なのか。それとも……


ことが切れる。


少女は諦めたのか最終的には受け入れ何度も何度も要求に応える。


朝陽が差し込むと二人の少女は急いで部屋を去って行った。

まるで幻だったかのように。


こうして悪夢の課外授業は終わりを迎える。

もう二人が訪ねてくることは恐らくないだろう。


次の金曜日。

一週間は何も考えずにただ英語教師として、顧問としての役目を果たした。

もちろん二人を直視することなど出来ない。

それは授業でも放課後でも。

彼女たちが怒ってるのか? 笑ってるのか? 泣いてるのか?

そのどれであっても俺には耐えられない。

だが二人は欠席することも早退することもなかった。

ショックは大きいはずなのに一体なぜ?


被害者であり加害者でもある微妙な立場。

ある意味共犯でもある。

だからと言って都合よく解釈すれば破滅。

俺はただ追及されてないだけ。訴えられてないだけ。

脅迫されることも充分考えられる。

先に彼女たちが仕掛けてきた訳だから不可抗力とも言えなくもないが。

ああまた俺は保身に走り下手な言い訳を並べてしまった。

これはもう教師失格だな。


二人が通常通りに授業を受け部活に出て週一回の課外授業にまで参加する。

これは何一つ堪えてない? まさかそんなはずはない。

長女はまだしも次女に至ってはあれだけの行為をされたんだぞ。

なぜこの場所にいる?

狂ってるのか? 二人は狂ってしまったのか?

それともこれ全部がお得意の夢だとでも言うのだろうか。

分からない。俺には何一つ分からない。


                続く

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