表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
184/246

秘められた過去 夢の中の真実

では皆さんおやすみな。

どうか夢の世界を楽しんでいってくれ。


ううう……

カズト君だったかな?

さあもう自由に。自分の想いのままに行動するといい。

良くないって? そんなことないさ。

罪深い? そんな風に考えてはいかん。

自分に正直に生きなさい。

分かったね? 

よろしい。

これを君に。

さあ行くのだ。

旅立つのだ。

若者よ。



ふうう……

うん?

ここはどこだ?

お前たちは?

そうか……

今日は金曜日か。

いいぞ! いいぞ!

さあ脱げ!

さあ踊れ!

ほらほら。

バイバイ?

行っちゃうのか?

行くな!

行くな!



青井先生?

青井先生?

青井先生ったらもう!

私たちはまだ……

そんなこと……

ダメです。

生徒が見てますから。

キスだけでも?

そんないやらしい。

今はお昼ですよ。

もう困った人。

いい加減にしてください!



彼我君。

君がこんな部に入ってお父上が悲しまれてるぞ。

代々医者一家の君が異世界なんて幻をいつまで見ているんだ。

どうして反抗する?

医者しかないんだ。

医者を目指せ彼我君。

なあ彼我君。

ヒガー!



先生?

本当にいいんですか?

私でいいんですか?

アイちゃん。

アイに悪いわ。

そんなだってアイが……

気にしない?

そうですよね。

分かりました。

ザザザ……

ではタピオカ作りを始めましょうか。

皆ほら頑張って。

そこは手を抜かないの。

お喋り禁止!

やった! 目標達成!

次はもっともっと売ってみせる。



先生止めてください。

先生ダメです。

ダメですってば!

何をやってるんですか?

あの二人と何をコソコソ。

知りたい!

知りたい!

先生止めて!

先生目を覚まして!

先生!

お願い早く!

私が…… 私が……

お願い!


ミルク。

お前はここにおれ。

あの島に行くでないぞ。

周りは周りじゃ。

皆行ってしまった? 

儂がおるではないか。

さあ起こしておくれ。

さあ背中をさすっておくれ。

さあ食事の用意を。

さあ! さあ! さあ!

クルミか? お前だって知ってるであろう?

もう子供ではない。

クルミは出て行った。

もう帰って来ん!

どこぞに逃げたわ。

クルミは!

クルミは!



「通行証を! 」

「ヘイヘイ」

「よし通行を許可する! 」



カズト君これだ。

この剣は伝説の剣だ。

特別に君にやろう。

さあ早く旅立て。

旅立つのだ!



なあ二人とも。

もういいか?

もういいだろ?

まだか?

まだなのか?

もうダメだ

待てない!

待てない!

早く!

早く!

どうだ?

気持ちいい?

気持ちいいか?

そうかもう一回。

帰る? 帰るって何だよ?

まだいいだろ?

時間だってたっぷり。

ああ!

ああ!

そら。

気持ちいいだろう?

気持ちいい?



先生見てください。

だから何で俺なんだ?

顧問ですよね?

タピオカ部の顧問になったが異世界探索部の顧問にはなった覚えはない。

顧問ですよ。

あのな。同じ質問を繰り返すな。

顧問ですよね?

だから。もういいや。

どうですか今日は?

いいんじゃないのよく見えないがな。

ふざけないでください!

だって見たら俺の理性が吹っ飛ぶ。

それがどうしたんです?

ミホ先生に見てもらえ。

それでは意味がありません。

だったらせめてタピオカ部の奴にでも……

男の人に見せなければ意味がありません。

そう言うものか?

はい。

だったら部長かもう一人に頼めばいいだろ。

彼らでは意味がありません。

恥ずかしいのか?

違います。意味がないんです。

無意味だと?

はい。だから先生が。

何で俺が?

顧問ですよね?

結局はそこに行きつく訳ね。

どうですか?

ああいんじゃない。

きちんと見てください。

だから可愛いよ。

違いますこれは舞なのですから。

いつも無口なくせにこういう時は饒舌だな。

早くお願いします!

うんきれいだよ。引き込まれる。これでいいんじゃないか?

まだまだです。また明日お願いします。

普通はとても嬉しいことだが教師の立場では迷惑なんだがね。

見飽きてますか?

はあ何を言ってるんだ?

金曜日……

はあ?

美人三姉妹と楽しく……

脅す気か?

いえ指導してくれれば構いませんよ。

俺に襲われても知らんぞ。

先生はそんなことしません。

はあそうですか。

ではこれで。

はいはい。



ついに旧東境村に到着。

「じゃあな先生。俺はこの辺で戻るぜ。あんたが言う異世界があったらいいな」

クルミが遠ざかっていく。

置いて行かないで欲しい。俺たちは結ばれた仲じゃないか。

なぜ置いて行くんだ? 一緒に戦おう!


「さらば青井。俺の愛した人」

格好つけてるのは恐らくクルミの方だ。

だがまだ一つ彼女には言っておかなければならない重要なことがある。

でもまだ眠いんだ。眠い。眠い。


                続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ