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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【完結保障】最強パーティーを追放された挙句海賊になってしまった件

作者:鬼柳シン
 懸賞金のために魔王を倒した『サンランページ』のリーダー『ゼノ』は、陸にろくな懸賞首がいなくなったので活動拠点を海に移そうとしていた。

 その矢先、副リーダーのグレインから突然の追放宣言を受ける。

「え? リーダーは俺なんだけど?」

 当然の疑問を抱くゼノは、たびたび問題行動を起こしていたグレインへこの機に逆追放宣言をする。
 「警告はしたからな」と謎の言葉を残し消えたグレイン。
 ゼノは不安に思いながらも今後のため、提督アルビンへ謁見する。

「なーんか、不穏な空気」

 アルビンのおかしな態度、武装した衛兵に囲まれつつある謁見部屋、なぜか食べさせてくれない豪華な料理。

 いい加減に我慢の限界が来たゼノは声を荒げたが、そこへとてつもない嫌な予感と共にグレインが余裕たっぷりな顔で海軍の礼服に着替えて立っていた。

「ご機嫌よろしゅう提督。それとゼノ、サンランページを追放してくれた事に礼を言うぞ。これで一々貴様を気にすることなく、俺に従う手下と共に賞金首――早い話が海賊共を捕まえることができる」

 囲んでいた衛兵たちが一斉に剣を抜いた。更に「捕らえて明日の朝、絞首刑に処す」との提督直々のお言葉。

 逃げるしかない。ゼノは割り切ることにした。

「やっぱり喜んで追放されてやる! それでサンランページがお前の都合のいい物になったなら、また一から俺のパーティーを作り直してやるよ!」

 魔王を倒したゼノと、同等に強いグレインによる、ハイエルフやボクッ娘船長を巻き込んだ海が舞台の追いかけっこの始まりだった。
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