『何だか分からないことが、分からないこと』・・・『詩の群れ』から
『何だか分からないことが、分からないこと』・・・『詩の群れ』から
㈠
彼奴が言うには、俺、何だか分からないんだ、だろうだ。
何だって、急にそんなことを言い出すんだ、え?
だろ、まず自分で考えてみろよ、って話なんだが、分からないんだ、っていうんだ。
そうか、本当に分からないんだろうな、だろうだ。
㈡
しかし、思わないか、分からないこと、それも不思議発見じゃないか、楽しい世界さ。
そうだな、また未知の事がある、という事ほど、嬉しいことはないよ、だろうだ。
だな、生まれて来てよかった、だろうだ。
だろうだ、分からないことは、我々に、未知への希望を持たせてくれるからな。
㈢
つまりは、何だか分からないことが、分からないことってことで、詩も一つ完成じゃないか、だろうだ。
だろうだろうだ、ラッキーのクッキーで、美味しい万歳だろうだろうだ。