駄々こねと、夜ご飯
「嫌だ」
「なんだ断るんですの!」
嫌だと言った金髪の彼女は、怒声をあげた。
「ちょっと、いいか?」
セイリュウの、質問に答えることより、名前をきくことにした行動に、優たちは、ここで名前!と思った。
「ちょっと、なんですのあなた、話をしている途中に」
「あんた何者だ、拓哉の知り合いか」
「仕方ないですわね、私の名前はロゼネラ・フォン・ロゼィオラですわ」
ロゼネラは手で髪をなびかせながら、自己紹介をした。
「拓哉、なぜ、戦わなければ、ならない」
「嫌だの理由だが、戦ってなんになる、ロゼネラが戦う理由は、あの事だろ、俺にも、悪い所はあるが、それ以上に、ロゼネラが悪いところがあるだろ」
ロゼネラは拓哉の発言に、冷や汗かいた。
「俺とバトルをして、ロゼネラ鬱憤を解消したいだけのバトルに付き合う必要性はない」
ロゼネラは拓哉の発言が終わると床にうつ伏せに、駄々をこね、泣き始めた。
「バトルしてくれないと、嫌だ〜」
「「(えーー)」」
会場の人々が、ロゼネラの行動に驚いていた。
「(何、この展開)」
「(また、駄々こねって、あ、もうすぐ、夜ご飯の時間だ)」
「(お嬢様キャラの駄々をこねるなんて、需要ないだろ。こういう場合、怒るものだぜ。こんなのは、キャラ崩壊だ、
これラノベ小説だったら、キャラ崩壊で、苦情来るぜ)」
優は、ロゼネラの行動に、驚き、拓哉は、昔のことを思い出し、夜ご飯のことを考えって、それでいいのか。拓哉。そして、セイリュウは、お嬢様に、キャラ崩壊していると考えた。
「ねえ、拓哉バトルしたあげたら」
「このままだと、周りにもっと、迷惑かかるぞ」
「わかった。」
「バトルするから、泣き止んでくれ」
「それじゃ、バトルの準備しましょう!」
「「(嘘の泣き!!)」」
拓哉が、優達の説得で、バトルすることを決めたら、駄々をこねるのやめ、泣き止んだ。
「バトルする前に、聞きたいこととが2つある」
「なにかしら?」
「俺とバトルしたい具体的にな理由を聞きたい」
「いいですわよ」
「バトルしたい理由は、我が家の家訓の一つ、自分の体を大事にする、もし傷つけられたりしたら、ロゼィオラの誇りに、泥をつけたと同じだと思え。」
「優、ロゼイォラ家って何?」
拓哉は、ロゼィオラ家とはんなんのか、小声で優に聞いてみた。
「ロゼィオラ家とは、異世界にある貴族の一つだよ。おそらく彼女は、ロゼィオラ家の出身だよ。」
拓哉達は、ロゼネラが、世界の貴族の出身であることに驚いた。
「ロゼィオラ家の誇りを守ることは、ロゼィオラ家のエルフとして、当然のこと」
ロゼネラは、異種族の一つ。エルフ族らしく、その証拠に、エルフ族の特徴の一つである、尖っている耳が、彼女にはあった。
「ロゼィオラ家の誇りのため、あなたにバトルを申し込んだのですわ。」
「それと、そこのあなた名前は」
「私、色辺優だけど」
ロゼネラは優の顔を見て、名を聞いた。聞かれた優は素直に自己紹介を行った。
「(拓哉から、話しは聞いたが、まさかこんな展開になるなんてとは)」
「(そういえば、拓哉が聞きたいことが、まだ残ってたな。)」
セイリュウは、拓哉が聞きたいことが残っているのことに気づき、ロゼネラに話しかけた。
「おい、ロゼネラさん。拓哉が、まだ聞きたいことが残っているぞ」
「そうでしたわね。セイリュウさん、私のことは、呼び捨てで、構いませんわよ」
「わかった。今度から、そうするぞ」
「拓哉さん、最後に聞きたいことはなんですの?」
ロゼネラは、優とセイリュウの会話を終え、再び、拓哉に話しかけた。
「もう少しで、夜ごはんの時間だし、バトルは明日でいい」
「別にいいですけど」
「それじゃあ、また明日」
今回のオチは、腹は減っては、戦はできぬってことです。