序・くたびれた大学生は日記を始めます
これが初投稿……だと……?
『小説家になろう(としたがなれなかった)』です。
2020/11/26
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて……(土佐日記)
というわけではないが、日記をつけることにした。ちなみに私は女性なので、紀貫之と違って性別詐称ではない。紀貫之ってきっと平安のネカマだよねぇ?(雑分析)
つらゆき君はさておき、日記というのは私にとって因縁の相手である。
「夏休みの日記をつけてみましょう!」という宿題に敗北した小学生時代。
捏造スキルが非常に高まった。一気に書いたことがバレないよう、芯の濃さの違う鉛筆を何本か用意して挑んだことを今でも覚えている。
「私は小学生の頃からずっと日記をつけています。日記を読み返すと『あんなことがあった、こんなことがあった』と、思い出とも呼べないような些細な出来事が思い出されて……」
これは確か中3のとき。自分の宝物について英語でスピーチしてみよう!みたいな課題に学校で取り組んだとき、美人さんのクラスメイトが話していた内容である。
ほぇぇおしゃれェ!なんか良いね!と思った私は早速その日の夜から日記をつけ始めたが、1週間ほどでやめてしまった。
日記<<<<<(越えられない壁)<<<<<<<<<<睡眠欲、だったのである。
そして2ヶ月ほど前。中学生の妹が日記をつけ始めた。
「お姉ちゃんもやったら〜?」と言われて私も始めたが、3日と持たずやめてしまった。デジタル時代の大学生たる私なので、手書きというのはどうにも性に合わなかったのだ。ちなみにこれは嘘で、何となくうまく習慣づけできなかっただけである。(なお、妹はまだ続いているようだ。)
そんなこんなで、私は日記に敗北し続けてきた。そして今、再び日記を始めようとしている。
別に日記などつけなくても実害はないのだが、我が身にあったことをどんどん忘れてしまうのももったいないような気がするのだ。
今20歳、ざっくり80歳まで生きるとして、人生の25%は既に終了している。私はそのうちのどれだけを覚えているのだろうか?回想したい過去すら持ち合わせていない、将来、そんな事態を迎える羽目になるのではないだろうか?
……と、少々シリアスに書いてみたが、実はあまり真面目には考えていない。
なんとなく疲れ気味なので、真新しいことをしてみようと思っただけである。そして、なんとなく、世界に公開されていた方が長続きするかな、と思っているだけである。
この日記が長続きすることを、読み返して赤面する内容にならないことを心より祈りつつ、本日から日記を書き始める。
日記を投稿してる時点で赤面事案?世の中には指摘してはいけない事実がたくさんあるということだ。わたくし、厨二病ですので。