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読者のレベル

作者: クヤ

 まず初めに、このエッセイを書こうと思ったのは、思いっきりよその作品に影響されてです。

何とも影響されやすい筆者です。

 今回は、一般的な意味での読者のレベルではなくて、筆者の考えるレベルの高い読者とは?です。

何故なら思いついてしまったのです。

 低い低いというけれど、なら高いとはどういったものが当てはまるのだろうと。

気になりません?

筆者は気になりました。


 まずなろうにおける一般的な意味でのレベルの低さを軽く語りましょう。

あくまでも筆者が感じることですのであしからず。


 要するにマナーが悪い連中のことですね。

筆者もなかなか、守れているとはいいがたいですが、


「つまらないやめてしまえ」

「おもしろくない」


のような中傷なんかがおもに当たると思います。

 中傷というのは根拠のない嫌がらせや悪口などを言うことだそうですね。

この間、誹謗中傷について調べて初めて知りました。

書き込んでいる者にとっては事実だとしても、根拠を示さない、示せないのなら素直にブラウザバックしましょう。

箇条書きにして列挙するのも、まあ、やめた方がいい気もしますが。

相手を傷つける意図を持たないのであれば、相手がどう思うかはともかくとして間違ってはいないでしょう。

正しいとは口が裂けても言えませんけれど。


 マナーなんてものはいかに相手を不快にさせないかという、その一点に尽きます。

要するに、感想欄と言えどコミュニケーションの一つなのです。

事なかれ主義の日本人らしく、見て見ぬふりをしましょう。

無駄に攻撃的になって敵を増やす必要もないでしょう。


 そういうことを考えない、または、ネットだからいいやと、適当にやってしまうことを読者のレベルが低いと表現されているような気がします。

民度と言い換えてもいいかもしれません。

 どうしても我慢できず吐き出したくなったら、リアルの知り合いか、作者の目に直接触れにくいよその掲示板で愚痴ってくるといいでしょう。


 さて、面白みもない一般的な意見とかは置いておいて。

筆者の考えるレベルの高い読者について考えていきましょう。


 読者、それすなわち、何かしらの文章を読む人のことです。

彼らは何の目的でそれを読むのでしょうか。

筆者はこれを二パターンに分類します。


 文書を読むという言葉で、ぱっと思いつくのは、知識欲でしょうか。

知りたいという渇望、未知を知ることに充足感を感じるタイプの人。

これだけだと、ずいぶんとストイックな話です。

実際には、予想外の展開があるだけでも割と満たされる気持でもあります。

この展開でまさか、この寒いダジャレを言うとはみたいな、そんなしょっぱい未知でも意外と満たされます。


 次に、一番多そうなのはやはり、感動を得たいというものでしょう。

楽しい、うれしい、悲しい、腹立たしい、そういった日常生活の中ではなかなか味わえない感情の動きを文章という物で味わう。

 作中の登場人物に、自らを投影して、或いは客観視して楽しむ。

自分はできないからそういうお話を読むという、実に人間らしい楽しみ方です。


 つまりは読書をするということは感情の動き、情動を引き起こすことが目的と言えるでしょう。

そんな中でレベルが高いとは、よりうまくできるという意味で解釈すると、どんな文章でも楽しめてしまうことができれば、最強ではないかと思うのです。


 図鑑や辞典を楽しめてしまう者を強いと感じることはないでしょうか。

筆者はそんな剛の者ではない低レベル読者なので、すごいな、強いなと非常に感じます。


 つまり読者レベルが高い人間には、基本的に不満がないということです。

なにを読んでも面白いのだから当然です。


 箸が転んでもおかしい年頃などという言葉もありますが、ありとあらゆる経験値が低い子供こそがレベルが高い読者と言えるのではないでしょうか。

つまり読書して、経験値を積めば積むほど、読者としてはレベルが下がるのです。

かくいう筆者も、昔ほど物語を楽しめなくなりました。

大体のものは惰性で読んでいるようなものです。


 そんな中で、大体のものを面白いと思える感性を養い、失わなかった者こそが、真にレベルが高い読者ということになるのではないでしょうか。


皆さんにも考えてほしい。レベルが高い読者とは一体何なのかを。

いかがだったでしょうか。

特に考えるものでもないので、考えたことなかったのではないでしょうか。

筆者的には、辞書眺めて楽しいとのたまう輩は、すべからくレベル高いと思います。

ついでに、ないわーと思います。


ぶっちゃけレベルが低い読者関連はこれにはいりませんでしたね。

でも書いたから、入れたぜぃ!

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― 新着の感想 ―
[一言] 中傷は論外ですが、批評については一つには作者と読者の複合問題という点もあると思います。 サークルや習い事にも有る問題ですが、 何を目指すのかという意見の不統一です。 技術などをトコトン高めた…
[一言]  初めまして。  貴志祐介の『十三番目の人格 ISOLA』のヒロインの愛読書は国語の辞典でしたね。  ただ、私も辞典や図鑑を読みますけれど、自分のレベルが高いとは思いません。  辞書や辞典…
[一言] 読者は共感を覚える主人公に惹かれるものです。 そしてなろう小説の多くはおバカ主人公か屑主人公。 これってなろうを支える層がこうした主人公に共感を覚えるからなのでしょうが少し哀しい気持ちになり…
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