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第二話
…生温かい。
何か生温かいものが、頬を伝った。
私は今、眠っているのだ。
やめてくれ、まだ眠りたいんだ。
しばらくすると私の頬を伝った先から〝ワンッ!〟と一吠えした。
慌てて飛び起きると、そこには柴犬が座っていた。
やめてくれ…私は犬が嫌いなんだ……。
あれ……私犬が嫌いなんだ。
一つ、自分を知ることが出来たことに
少しの満足感を得ていた。
私の肌の色、髪の色しかなかった世界に、柴犬の茶色が加わった。
真っ白な世界に一つ、色が増えた。
…生温かい。
何か生温かいものが、頬を伝った。
私は今、眠っているのだ。
やめてくれ、まだ眠りたいんだ。
しばらくすると私の頬を伝った先から〝ワンッ!〟と一吠えした。
慌てて飛び起きると、そこには柴犬が座っていた。
やめてくれ…私は犬が嫌いなんだ……。
あれ……私犬が嫌いなんだ。
一つ、自分を知ることが出来たことに
少しの満足感を得ていた。
私の肌の色、髪の色しかなかった世界に、柴犬の茶色が加わった。
真っ白な世界に一つ、色が増えた。
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