〔第二話〕亀と剣と風
主人公 西野風太〔にしのふうた〕は、父親に渡さた球体と幼馴染みから送られてきたネックレスのせいで知らない場所に連れて来られてしまった。……………………
〔第二話〕
「ここは?」
見回してもなんもない
「俺は今部屋にいたよな?」
・・・・・・・・
「うん。いた」
わけのわからないまま自問自答。
寝たくなるくらいの静かな草原聞こえるのは、風になびく草の音ぐらい
「あぁーなんだよここ」ゆっくり目を閉じた。
・・・・・・・・・・・・・・
~1時間後~
「ゴゴゴゴゴ」
強い揺れを感じる
「なっなんだぁぁ!」
あわてて飛び起きた
「じっじしん!?」
「ドーンドドーン」
後ろでなにかの爆発音がした。
そくざに振り向くとそこには大きな木がこっちに歩いてくる。
・・・・・いや・・・・木じゃない・・・・木は歩きません・・・・・・何と言うことでしょう〔ドリームハウス風に〕それは、大きな甲羅が苔におおわれた…………
「かめ?」
「でかぁぁぁー!!」
亀まで距離約50m、今見えてる亀の高さ約1m・・・・・・単純に考えてめっちゃでかい。
その亀がなんと自分のほうに歩いてくる。これは逃げるしかないでしょう。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
夢中で逃げた…………10分ぐらい逃げただろうか。
疲れた。人間はまず、10分ちかく全力疾走したら疲れるのは、当たり前だ。………
「こっ…こ………こっちに…」
突然謎の声が聞こえた。
「え!………なに?」
聞こえたのは、幻聴だったのかな?
「だれか……たす……けて…」
「!!」
やはり幻聴ではなかったようだ
「助けなきゃ!!」
どこに行けばわかんないのに、馬鹿な俺はむしゃくしゃに走りだした
~10分後~
「洞穴?なんだあれ神殿?」
「はやくぅ…助け………て…」
山を真っ二つに切ったみたいに綺麗な壁に洞穴のような神殿、見たいな穴があった。
「ここかな?」
俺はそこに何かいるかもとか考えず入って行った。
洞穴で待っていたのは一人の少年………と黒いマントを着た青年、顔はよくみえない青年は少年に持っていた杖を向けた。
「邪魔だ………我々にはその風を操る剣、”風烈剣”が必要なんだ………」
少年は後ろに剣をかばいながら青年に言った。
「おっお前らなんかに渡してたまるか!むっ村のみんな約束したんだ!」
「黙れ!………もういいここで消えてもらう」
青年はそう言うと持っていた杖から風の刃がでてきて少年のほうにとんでいった。
「あっあぶない!」
俺の足は考える前に動いていた、少年の体に飛びつき押していた。
………まさに危機一髪、紙一重で避けたが……
「カチッ」吹雪から貰ったネックレスの羽が風の刃に切れて剣の方に吹っ飛んだ
「くっ……………邪魔が入ったか………まぁいい邪魔者ごと消してやる!!」
今度は大きいのか、ためが長い
「まっまたあれがくるのか」
少年は俺が思いっきし押したせいで伸びてる。
「消えろ!」
俺は死を覚悟した。(ひーちゃんごめん………俺風吹を………)
…………キン!
痛くない!?顔を上げると後ろにあったはずの剣が……
「なぜだ………なぜ風の国ではないそいつを!!」
俺にはなにがなんだかわかんなかった。
すると目の前にネックレスの羽が、そしてそこから
「選ばれし少年よ鳳凰の力を使うがよい」
「え?」
手が不思議に伸びていたなぜかこの剣の使い方を頭に流れてくる、まるで最初っから知ってたみたいに俺は剣を片手にとった。
持ち手の上に穴がある、ちょうど羽の形だ
はめてみる
ファァァァア!!
風が俺の回りに渦巻いてる青年のマントがすごくなびいてる。
「こっこれが風烈剣の力かぁ…………欲しい…………欲しい……」
青年の声が変わった………まるで何かに操られてるかのようだ……………
続く
作者「すいません話がへんで」