表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マイナーディズニーランド  作者: 三五タツヤ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/9

!!! 〜異世界マント〜

千曲川の風が、グラウンドの白線を少しだけ消していく。

東信タイガースの面々は、いつもより静かだった。


今日は一回戦。相手は――ポポ。


ふざけた名前だ、と誰かが笑ったが、誰も本気では笑っていなかった。

どこかで聞いたことがあるような、不気味な響き。


主人公はスパイクの紐を結び直す。

指先に、かつての感触がよみがえる。あの頃と同じ、試合前の沈黙。


ベンチの端で、新入りが小さく呟く。

「勝てますかね」


誰も答えない。


ただ、風だけが吹く。


やがて、対戦相手の姿が見える。

ゆっくりと、しかし確実に近づいてくる影。


その中心に――ポポがいた。


審判の声が、乾いた空に響く。


「プレイボールまで、あと五分」


主人公はマウンドを見つめる。


遊びのはずだった。

それなのに、胸の奥が熱くなる。


――これは、ただの一回戦じゃない。


そう、どこかで分かっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ