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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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【完結保障】勇者パーティーを追放されるよう仕組んだ盗人~弱いジョブだからって馬鹿にされてたまるか! これからは魔王の味方をさせてもらうことにする~

作者:鬼柳シン
 盗人のライアは勇者パーティーの一員として、隠れて敵の装備を破壊、毒を仕込むなどの働きをしていた。

 しかし打倒魔王のために祖国アインヘルムを発ってからしばらく、とある街中で勇者アーサーに告げられる。

「ライア、お前を勇者パーティーから追放する」

 突然の宣告に、まともに言い返すこともできない。更に仲間の剣士も魔術師も、ライアの追放に賛同する始末だった。
 ヒーラーのシエルだけが弁明しようとするも、アーサーはライアを庇うならシエルさえ追放しようと脅す。

 ライアは諦めたように、シエルへ「もういい」と呟いた。

「これで旅費が一人分浮いたぞ! 今夜は酒場で飲んで騒ごう!」

 アーサーは剣士と魔術師の二人と共に、上機嫌で去っていった。

 一人膝をつくライア。シエルすらも視界の先に消えると、嗚咽を漏らしている……わけではなかった。

「ク……カカカ……ヒィヒヒヒ……ハハハ! ハァッーハッハッハッハッハ!!」

 ライアは高笑いを上げていた。お行儀のいい勇者パーティーの一人ライアの姿はない。

「なんでまた、天から選ばれたとかの『運』で勇者に祭り上げられた奴についてかなきゃならねぇんだって常々思ってたぜ? まぁそれも終わったがなぁ!」

 勇者パーティーからの追放。ライアはずっとこの時を待っていたのだ。

 盗人のスキルでとんでもない大金を隠し持っていたライアは、この金を存分に使い、魔王へ味方する。
 これは、その果てに描く計画のため、ライアの嘘と真実を織り交ぜた物語だ。
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