5日目① 平成29年10月15日(日)自腹で昼食
この日の予定はなし。
昼食は、前日に注文を取りに来た出前のカレーといちごジュースとデザート。もちろん自腹で買わなければいけない。自弁という。
それに合わせて毎日お昼に支給される、いつものパンセットと一緒に届いて豪華。
しかしチョイスが間違っていた気がする。というか、自弁のメニューを見る限り、何を選んでも選択ミスになるように仕組まれているのではないかとさえ感じた。
頼んだカレーは豚肉スライスと玉ねぎという、蕎麦屋カレーの王道。コーンスターチなのではと匂わせる嘘っぽいとろみ。まるで悪い意味で、昔から変わらない味を守り抜いているようだ。唯一の良い点は、ご飯が暖かいことだった。
きっと蕎麦も昔から近隣住人に慕われ食べられている、そこそこな出来栄えなのではないでしょうか。犯罪者がこの◯◯市にはびこる限り、ここの蕎麦屋は安泰だろう。
自腹を切ってチョイスできるジュースも、選択肢がフルーツ系か牛乳のみと少ない。自弁は昼食だけに限られるのに、その昼食には必ずジュースが出る。コーラなどの別系統のドリンクがないのは、裏の力が働いているからなのかと勘ぐってしまう。
デザートも、カプリコ、どら焼き、ロールケーキの三択。
今回はこのロールケーキを購入したのだが、詳しくはロールカステラ。生クリームをロールケーキのようにカステラで包んだまがい物だった。
こうして散々文句を書きまくったが、まあもちろんわがまま言える立場ではない。
これも人権とやらがあるからこそ、下界の食事を購入でき味わえるんだろうなと、ありがたみを感じながら完食したのだった。
お尻のデキモノがまた新たに出来てきている。ここにい続けていたら清潔さは保てない。また座れなくなりそう。
夕食はハンバーグや野菜炒めなど、ご飯のおかずになるものばかりで、難なくご飯が食べられた。
消灯時間。
隣の部屋の未成年の子のいびきが小さくなった。何度も注意され、改善しようと行動を起こせば、いびきも何とかできるものなんだなと留置場と規律のあり方に関心をした。