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留置場 22日間の記録  作者: 神尾 旭
12/20

4日目② 平成29年10月14日(土)極道の股間

 イケメンエリート裁判官との対面を済ませ、ペテン師やオナニー坊やの待つ地裁へ再び戻ると、数時間の暇つぶしが始まる。


 話は前後するが、今日は絵に描いたような極道の世界を地で生きてきたような男性もいる。

 極道の男性のスウェットの上下からは、青を主体としたお花などの柄がチラチラと見え隠れしている。


 極道の男性は、陰部に異物を入れているという話を聞いた人もいるだろう。

 私もその話を聞いたことがあったので、その男性を見た時、真っ先にその事を思い出した。

 部屋には小便用のトイレがあるのだが、敷居が低いのでトイレ側に座っていた私は、用を足す時に見れる。


 その時、暇な私に神は微笑んだ。


 青いお花畑の男性は、冷たく痛い椅子から立ち上がると、用を足しにトイレに向かった。

 座って肩くらいの高さにある敷居に肘を乗せていた私は、あくまでも自然を装って極道男性の股間をチラ見する気満々。


 だが相手も犯罪者(容疑者)。日頃から殺気というものを感じるのか、私に背を向けるようにスウェットからモノを出し、絶対に見えないように用を足すのであった。


 クソッ、減るもんじゃあるまいし。気になる…すっごい気になる…ボコボコなのかガラガラなのか見たくてしょうがない。


 そんな時間つぶしをしてると、ついに我が警察署へ戻る時間がやってきた。


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