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留置場 22日間の記録
日本の各警察署に設置されている留置場。
自ら犯した犯罪はもちろん、ちょっとしたトラブルが原因になったり、疑いをかけられたり、拾い事故のようなことも起こりかねない。
ひょんな事がきっかけで、誰もがお世話になる可能性が十分ありうる場所である。
そんな白か黒かわからない犯罪者予備軍の容疑者を、逃げたり証拠を隠さないように、一時的に拘束する場所が留置場なのだ。
これは、私自身がちょうど一年前、実際に体験した留置場生活の22日間を、毎日書き綴った日記を元にして、シャバに出したものである。
日記は、1日の終わりや翌日に、所々記憶をたどりながら書いていった部分もあるので、記憶違いや警察が対応する流れが間違ってる箇所があるかもしれないが、大体の話の筋は書いてある通りだと思う。