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完全に豚化してしまった女子大生達②島からの帰宅

 翌朝


「よ、良かった。普通にしゃべれる!」

「昨日のは何だったのかしら、夢?」

「夢かもしれないけど気味悪いから予定通り帰りましょう!」

「そ、そうね!」


 そうして私たちは、

 ペンションから出て、空港の近くから借りて運転してきていたレンタカーで、

 また戻ることとする。


 帰る途中で島々の様子を見るが、

 来た時とは全く異なっていた。


 来たときは人の姿がチラホラ見られていたけれども、

 今はほとんど人の姿が見えない。


 その代わりといっては何だが、至る所に豚の姿が見える。

 島には少しは養豚場があるのは知っていたが、

 それよりも明らかに豚の数が多すぎるように思えた。


 私達は昨日の豚鼻を鳴らしていたこともあり、そこを無表情のまま通り過ぎた。


 まさかね・・・・。



 空港の近くでレンタカーを返す。


 店員「少し早目のお帰りですね、ありがとうございます。

 ちなみに、あちらの島で変わったことはありませんでしたか。

 島にいる親戚と急に連絡がとれなくなったので。」


 一瞬、豚の話をしようと思ったが、やめる。

「いえいえ、何も変わり無く楽しめましたけど。」


 店員「そうでしたか。どうしちゃったのかな。

 あ、ありがとうございます。

 それではまたのご利用をお待ちしています。」


 そうして飛行機に乗り、地元の空港に着く。


「どうする、皆で病院に行く?」

「でも今は何ともないわけだしね。」

「そうはいってもとりあえず行きましょう。今日が土曜日だから月曜日に集合して行きましょう。」

「症状言っても信じてくれるか分からないけれどね。」


 各々が家路についた。


 私も旅の疲れが出たのか、すぐに眠くなった。

 眠くなるだけでなく体が熱いのを感じる。

 なんだ、やっぱり風邪が治っていなかったのかと思いながらすぐに寝息をたてていた。


 それにしても身体が熱い、

 ウイルスか何かが今まさに全身を回っているんじゃないかってぐらい全身がひどく熱かった。

 こんなことになるなら、無理にでも病院に行っておけば良かったかしらと思いながらも、

 気を失うように寝息をたて始めていた。

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