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1分で読める短編シリーズ

泣き虫な私

作者: 優木貴宏

私のそばにはいつもあなたがいてくれた。


小さい頃から家が隣なこともあって、私と一緒に遊んでくれてたね。


私は泣き虫だからすぐに涙が出るけど、そんな時にはいつだってあなたが私の頭を撫でてくれた。


あなたが撫でてくれると心が落ち着いてすぐに泣き止むようになった。


小学生の時も中学生の時も高校生の時も、いつだって私が泣くとすぐに頭を撫でてくれてたね。


高校生の時は少し恥ずかしかったけど、それよりも嬉しい気持ちが勝ってたよ。


あなたは泣き虫な私をどう思ってたのかな?


泣いてばかりいる私を煩わしく思ってなかったかな?


私は1人になるとあなたがいなくなる時の事を考えてしまって落ち込んでいた。


いつかあなたは私のそばを離れていくと思っていたから。


だからね、この瞬間にあなたが私の目の前で指輪を差し出してくれていることが信じられなかった。


私でいいのかな、あなたの隣に私はずっといていいのかな?


そんな事を思いながらも嬉しい私は涙が止まらなかった。


そんな私にあなたはいつも通りに頭を撫でてくれる。


この幸せな時がこれからも続くこと未来を想像しながら、彼の優しい手の温もりを感じていた。

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