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俺のお話
この世の中は理不尽だ。
差別されたり、してもない事を怒られたり。
俺はそんな光景ばかりの毎日に、どこか満足していた。
昔から特待生として特別扱いをされ続けた俺は、理不尽の理の字すら知らなかった。
しかしたった一つの失敗をしただけで、皆は俺に暴行、暴言などのいじめをし始めた。
担任も校長も誰も助けてくれない。
俺はそこで初めて、自分が何として扱われて来たか知った。
初めから俺は...物としか扱われてしかなかったようだった。
そこで俺は理不尽という言葉の意味を知った。
散々人を利用したくせに、失敗すれば簡単に見捨てる。
大人達の理不尽な行動の中で、俺は使い捨ての物だったんだ。
でも、頑張りさえすれば平和になると俺は思っている。
だからこそ俺は、平和を求める事にした。
そこが俺の始まりだった。