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NO.8スライムの王を倒そう!

かなり遅くなって申し訳ないです。

そうだ!

ジアイ、スライムの王を倒すアプリは入ってない?

『解、マスターのゲームセンスによっては可能なアプリはあります。ゲーム名は、【撃って、走って、投げまくれ!】通称【撃走投】です。詳細を確認しますか?』


うーん、FPSゲームだとは思うけど、

どうやってスライムの王を倒すんだ?


『解、撃ちまくれ、投げまくれです。このゲームは対象に向かって、召喚された、銃や爆弾を当てた分だけ対象にダメージを与えるアプリです。アプリを終了するか、その日が終わるまで、その力は溜まります。複数対象を作る場合は累計ダメージを人数で山分けしたダメージを与えます。先ほどの理由より、スライムの王を倒すには一度で決めなければいけません、死にかけたら他のスライムを盾にするからです。』


ほう、それなら倒せるのか、あれ?でも、スライムの王が一撃なら倒せるのに倒して居ないのは何故だろう、


『解、膨大なダメージを与える必要があるからです。様々な耐性のせいで、人族が与えられるダメージ量を遥かに越えて居ます。』

『魔王ならば一撃で倒せますが、魔王とは友好的にしているようです。それでは、【撃って、走って投げまくれ】を起動します。

 対象にいくら近付いて貰っても構いません、が、対象は反撃していきます。

 その反撃で受けたダメージは致死レベルに至らないように致死レベルまで達したタイミングで、アプリが 強制終了となります。

 そして、当てることで銃の種類と性能は上がります。

 最初に解禁される武装はピストル、手榴弾です。

 次の武装は計50発を当てた時に、解禁されます。

 次の解禁武装はサブマシンガンのUZIと、手榴弾の与えダメージ+10です。

 銃の弾は一発1ダメージ、手榴弾は一発10ダメージです。

 手榴弾は爆発した時の破片が一つでも当たったら反映されます。

 スライムの王撃破に必要なダメージは1億ダメージです』


ジアイ、説明お疲れ様、疲れただろう。少し休みなさいな、


『ほっほっほっ、それならばワシが代わりに説明するとするかな?』


大丈夫です。わざわざクヌム様説明をする必要はないですよ。

よし、じゃあ始めよう。起動!!!!


『全システムオールグリーン、マスターをNO,ako831(通称、射撃戦マップ)に転移させます。対象がダメージを受けて倒れた時に終了となります。』


頭にそう響き、俺は光に包まれた、そして、視界に入ってきたのは石レンガで出来た遺跡のような神殿のような場所の前で、階段を登った先に大きな王冠を被ったスライムがいた。


「あれがスライムの王か。」

『そうじゃ。』

「大きいな。」

『そうじゃな。』

「クヌフ様、暇なんですね。」

『そうじゃよ。』


「あっ手元にピストルがある、えーと、残弾数INFINITYか、弾数制限がないのはこのゲームの仕様上当たり前か」

『解、弾薬制限のある武装もあります。その場合は、撃ちきった後その武器の一つ下のレベルの武装での参加なります。』


突如、スライムの王が素早く回り、辺りにスライムの液体?体液をまき散らしていた。

 

そして、その体液から出てきたのは・・・透明な鎧を纏ったスライム?

『 解、そのスライムの名前はスライムガーディアン、自身の体液を凝固させ結晶化させることで斬撃などの攻撃を完全に無効化しているスライムです。』

斬撃以外にダメージ無効なものはある?

『 解、斬撃・殴打・射撃ダメージを受けません。』

ん?射撃は駄目なのか・・・

『さらには、スライムガーディアンは護衛スキルに優れる為先に削り切らねばなりません。』

『インストール中・・・』

ジアイ?

『追加ダウンロードコンテンツ【武器(剣・鎚・弓・斧・鞭・盾・槍】をインストール完了しました。


『問、追加ダウンロードコンテンツ【爆発物】のダウンロードを開始します。』


ん?手榴弾は、爆発物ではないのか。

『解、手榴弾は投合武器の一部となります。与ダメージは射撃と刺突と爆発なっています。』


そうか、とりあえず手榴弾を投げてみるわ。

『たーたーたたった♪たーたーたたった♪たー...「ちょっとまて、いきなり野球で流れる応援歌流すなよ、笑って投げるのミスったら危ないだろ。」も、申し訳ありませんマスター、では、仕切り直して、ピッチャー、マスター選手現在は一回の表2アウト1、3塁解説と実況はジアイが御送りします。

「いやまてまてーい。解説も実況もしなくていい!」

そうですかマスター...それでは頑張ってください。』


お、おう。とりあえず投げさせてもらうわ。


『ピッチャー大きく振りかぶってーーー投げたぁ!デッドボール。バッターには大ダメージです。ここでの悪送球、は以後チームメイトが苦しむでしょう。そろそろピッチャー交代かもしれませんね。』


ジアイ、楽しそうだな。【爆発物】の方はどうなっている?

『はい、ダウンロードが完了した為、

訓練用ミサイルランチャーS型

を使えます。手榴弾よりも当てやすい代わりに射程短め威力がやや低めです。が、それは一発のダメージであり、連射することを考えたらこちらの方が上となっています。』


『あ、武器を持ち替える時は、武器変更コマンドを起動してください。武器変更コマンドは空中を人差し指で上から下にスライドし、メニューを開き、上から三番目のステータスを押して装備のジャンルの【】の中身に

を選択して、武器の名前を選択することで変更できます。ステータスで自分のステータスを確認できます。

STR=力 力を上げると、攻撃力(与ダメージの総量)

VIT=生命力 生命力を上げると、HP

DEX=器用さ 器用さを上げると、修理系スキル【リペア】などのスキルと一部生活関連スキル

AGI=俊敏性 俊敏性を上げると、

INT=知力 知力を上げると、MPと魔法の命中率・成功率

LUK=幸運 幸運を上げると、宝箱ガシャのレア度と一部スキルの精度・効果

MAT=魔法攻撃 魔法での攻撃力 精神攻撃の持続力 

MRS=魔法防御 魔法に対する防御力 精神攻撃の持続力

 が上がります


スキル一覧はその下をスクロールして頂ければ見ることが出来ます。

尚、補足すると、このステータスはステータスポイント。ステータス表の左上の数字を割り振ることで上げています。ステータスポイントは仕事メインクエストをクリアする

こと。アルバイト(サブクエスト)をクリアすることで報酬と共に1ポイントづつ加算されます。』

戦闘中に長々とありがとうジアイw

とりあえず1ポイントもないことは分かったよ。


えっと、メニューを開いて・・・これさ・・・インベントリーあるよね


『解、あります。一番上のアイコンです。インベントリーはアイテムや素材を入れることが出来ます。が、収納系アイテムを所有していない限り全く入りません。』


・・・武器がインベントリー判定じゃなくてよかった・・・。木こりとかって木をどうやって運んでるんだ?


『魔法袋などのアイテムに加えて、職業によるインベントリーの容量の追加によって運んでいます。』


そうなのか。まぁありがとう。


さてと、訓練用ミサイルランチャーs型を装備してっと。

ロックオン!対象3。

弾切れまで撃ちつくせぇえええええええ!!!!!!

っとその前に耳保護用のヘッドホンをつけてっと。

「おらおらおらあぁあああああああああああああああああああああああああああ・・・。」

辺りは爆音に包まれた。

途中何度かジアイが報告してくれた気がしたが爆音で

全く聞こえなかった。

『そう、ミサイルランチャーには弾薬制限がないのである。だから・・・ミサイルランチャーSよりも上の武装に出来ても武装せずただひたすら撃って撃って撃っていたのだった。』

・・・ フゥ


「スライムガーディアンとスライムの王はどうなった?」


『解、目標1(スライムガーディアン)と2(スライムガーディアン)の消失を確認。状況確認中、最終目標、スライムの王は現在、体の60%を消失中、変形し、スライムの王はかなり小さくなっています。この形態時は現在の武装ではダメージが低すぎます。』


『スライムの王のスキル【スラ王の威厳】を確認しました。

この戦い終了時、生き残っていた方がスライムの王となります。

この戦いの間、他のスライムは手出しをしません。

スライムの王は"この世界"に存在する。全てのスライムの

スキルを獲得しました。他の効果全て、失敗しました。』


失敗?何故だ


「我と戦うと決めた人間よ、我らスライム族の力を受けてみよ。」

その瞬間、スライムの王の後ろに光と影が現れたが、直ぐに消えた。


『スライムの王はダークスライムの【幻の影】シャインスライムの【惑わす光】の複合スキル【影光】を発動...失敗しました。』



「む、何故発動出来ぬ、この世界に他のスライムは居ないのか。ならば...。」

そう言ってスライムの王は、スライムガーディアンを呼んだ時と同じように体を回転させた。


そして、スライムの王の体が付着した地面から2体のスライムが現れた。

一体は輝いていて辺りの影を消していた。

もう一体は真っ暗で辺りの光を取り込んでいた。


「我の肉体より生まれたこの2体が居れば、人間を消し去ることは可能だろう。【影光】」


スライムの王は【影光】を発動した。

辺りの光は集められ辺りの影も集められ、その光と影は勾玉のように渦を巻いた。その渦巻きは辺りの地面を抉りながら、こちらの方にゆっくりとやってくる。


かなりゆっくりと、簡単に避けれる速さで。


しかし、威力はえげつない。


俺は避けようと左に動いた。


が、影光は止まらない。


...!?「なんでこっちに曲がるんだよ光は真っ直ぐにしか進まないんだろ!?」


俺は驚きのあまり、そう言った。


勾玉の時に光が曲がっていたことを思い出し、影がどうやってか光を曲げたことに気付いた。


ん?あれは本当に影か?


抉られた地面はどうなってるのだろうか。


光を曲げるほどの影...光を飲み込む影...あれは...

ブラックホールか!


ブラックホールを消し去る方法は...どうすればいいんだ...

今までどんなゲームにもブラックホールを消せなんてゲーム

なかったはずだ。


本当にブラックホールなら俺は何故動けるんだ?


触れた瞬間だけ重力が発生するのか。


だからか本来なら光すら飲み込まれ脱出出来ない物が

光を伴ってこっちに来るのは。


そういえばスライムの王の追撃が来ないな、


クールタイムで動けないのか。


さっきは失敗したから動けただけで。


ならやることは一つだな。


そうして俺はスライムの王に走った。


「何をしに来た人間よ。今の我にはお主のどんな攻撃も聞かぬがさっさと我、影光に飲まれろ。」


「飲まれるわけないだろ?、そんなことをしたら俺が死ぬじゃないか。そんなことをする位なら無駄な攻撃だとしてもスラ王に攻撃するわ。」

俺の後ろからゆっくりと影光はやってくる。


やって来るまでの間俺はただひたすらにUZIをうち武器の練度上げをした。


「無駄な足掻きを、人間。ほれ、お主の直ぐ後ろにやってきてるぞ」


「くっ、もう来たか。ギリギリまで攻撃をナイフでやるしかないか。」


「我が肉体にナイフとはフハハハハ!その程度か。安らかに眠れ人間。」


そうして俺は影光に当たる寸前にスライムの王を盾にした。


「うぐっ!?何をする。やめろ、やめろ、うわあああああああ」


『スライムの王の生体反応消失。スライムの王の【影光】が終了しました。称号【スライムの王】を手にいれました。

これにて【擊走投】を終了します。』


そうして俺は元々居た場所に帰還した。


面白かったら、

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