No.4 主人公死んだね。
あけましておめでとうございます。1月13日です。辛いプロット作れば良かったと後悔しています。
気付くと俺は、青い空が地平線の彼方まで広がっている地面の無い場所に浮いていた。
浮いていたという表現は正しいのだろうか。地面がなかった。
俺は地面がないのに、立っていて、目の前には、とても美しい、まるでマツ〇DXのような体型をしている。女の人がいた。もしかしたら男かもしれないが、胸はあるので女という事にしておこう。
「宮本 渓登さんあなたは死んでしまいました。」
目の前の女の人が話し始めた。
俺は死んだのか。この女の人誰だろう。
「私の名はオシリス。転生、召喚担当の女神です。あなたは、召喚され別世界に行き、そこで死んでしまいました。死因は魔王の闇。元々、魔王は勇者・魔王担当の神が別の生物にするのが、天界の決まりとなっています。もし、同生物が勇者・魔王の両方になった場合、転生者を使い、その魔王を倒すことになっています。魔王の闇によって死んだあなたは、転生者となり、魔王を倒す権利を得ました。やりますか。」
これやらない選択肢あるのだろうか。
「もし引き受けない場合。あなたが知らない別の世界に転生するでしょう。あなたの手に入れたものを全て失って。引き受けてくださるのなら、女神の加護と表して新たな力を用意しましょう。」
全部失うってことは、チートも記憶もなのか。そして、あいつらとまた会うことも出来ない。
「俺、やりますわ。転生ってことは肉体を失うんですよね。」
『ジアイから報告。神の力によって完全復元するため、問題ないです。』
ジアイ居たのか。
『解。ジアイはマスターに忠誠を誓っているため、マスターが死んだごときでは離れません。』
おっおう。少し怖いよジアイ。
「あなたの第二の人生に祝福が有らんことを。【転生回廊】を開きましたのでそちらに進んでください。では。」
俺は目の前に現れた。光のトンネルの中に入ったのだった。
「あっ記憶の半分を失う事伝えるの忘れた。待ってくださーい渓登さーん。」
その女神の叫びは渓登には聞こえなかった。
目を覚ますと俺は古そうな小屋の中にいた。
頭が痛い。俺は誰だ。
『ジアイから報告。宮本 渓登様です。マスターは、女神個体名オシリスによって勇者の称号を得ました。代償として記憶を失いました。』
『ジアイよりマスターの現在の能力を説明させてもらいます。』
『宮本 渓登 15歳 Lv10 称号 勇者 転生者 召喚者 マスター 職業 神の眷属
チート【女神の加護】【異世界ゲーム化】【回収】
女神の加護
女神によって与えられたチートであり。 ①身体能力常時上昇②状態異常無効③回収の追加④所有チートの強化。が現在分かっている。
異世界ゲーム化
異世界をゲームの世界に変更する。端末によるスキルの使用が可能。
回収
世界に広がる全てのスキル・チートを回収し自分のものにする。回収された相手にチートを残す
スキル【魔術】1【武術】1(習得なし)【ヒーリング(弱)】【爆裂魔法(弱)】
【強制睡眠】【スケルトン召喚】1(現在使役可能のスケルトンはレベル1までです。)
【召喚スケルトン使役】1【聖剣使用権限】5
でございます。』
ありがとうジアイ。神の眷属になってたのか。神力とか使えるのかな。回収かこれでスキルを集めろという事かな。
『解。不可能です。マスターは、神の眷属と言っても期間限定です。事実上、人族の壁をまだ超えていません。現在の創造神 クヌム様が、許可を出された場合に限り、神力を使用可能になります。』
神力を使えないのか。
『ジアイより報告。創造神 クヌム様に 空間番号NO.001 名称 始まりの地 への強制転移が開始されました。転移は5秒後です。』
はぁ、強制転移かよ。5…4…3…2…1…いざ、転移!。
⦅突然の転移、すまなかった。我の名前は、クヌム。思いつきで世界を作った創造神の一柱である。お主に、謝罪をしなければならない。本当に、すまない
我が眷属に仕事を任せすぎた。今、勇者・魔王を任せている眷属を呼びだす。
[我、世界を造りし者なり、クヌムの名において、我が眷属を求めん、我が命によって、勇者・魔王を託す者よ、我の前に即座に顕著せよ、名はウルス・ラグナ。]
眷属を呼びだすだけでこの長ったらしい詠唱をしないといけないのが大変じゃ。
無詠唱で呼び出そうとすると、間違えて全ての眷属がやってきてしまうから、無詠唱は出来んのじゃよ。⦆
一度に、そんなに言われても分からないんだけどなぁ。
「やっはろー。ボクは、勇者・魔王を担当してる神だよ。ボクの名前はウルス・ラグナ。長いからウルスって呼んでね。よろしくね。」
ボクっ娘の女神か珍しいな。俺的は、とても好みだ。そして、とても可愛い。
ヤバいな。惚れそうだ。耐えろ、俺。あいつは神様、俺はただの人間。付き合えるわけない。そうだろう。あぁそうだきっとそうだ。
「言うのが遅れたね。ボクは女神じゃないよ。一応男だよ。」
えっ?いや、それはない。どこからどう見ても可愛い女の子にしか見えない。それなのに、男だと?嘘だろう。嘘だと言ってくれよ
「どうしたの?ボクは男だよ。神様に性別はないと思われている所もあるみたいだけど、しっかり性別はあるよ。ボクは・・・男だったはず。ねぇ創造神様。」
⦅ん?なんじゃ⦆
「ボクってさ。男だよね?。」
⦅お主は正真正銘の女じゃ。⦆
「「えっ?」」
⦅お主は女じゃ。⦆
はい。女神さまでした。良かったぁ。俺のホモ疑惑がスッキリ解消されたよ。
「ごめんね。私女だったみたい。申し訳ない。それで創造神様。何の用事で私を呼んだのでしょうか?」
「すみません、ウルスさん。口調元に戻してもらってもいいですか。」
「あっうん分かったよ~。それで何の用事なの?創造神様。」
⦅お主、魔王と勇者を同生物にしてしまったじゃろ。その後始末をする勇者にそこの男がなるからのぉ。お主に一度謝らせないといけないかと思ったのじゃ。ほれ、ウルス。渓登君にしっかりと謝るのじゃよ。それと渓登君。お主はあの世界で一度死んでいる。あの世界にお主を戻すためには、別の名を使わないといけないのじゃ。宮本 渓登 という名前をあの世界では名乗らないでもらえると助かる。⦆
「創造神様。俺は今後 自分の名前を名乗れないのでしょうか。」
⦅いや、お主が生まれた世界では、お主は行方不明となっている。そのため、お主はそこの世界ではお主の本当の名を名乗ることができる。⦆
「俺が死んだ世界に一緒に行った仲間にも名乗れないのでしょうか。」
⦅お主がこう名乗れば問題ない。ミヤモト ケイト 主に名乗る時は、ケイトだけでいいじゃろう。⦆
「創造神様。毎回創造神様っていうのめんどくさいからさ。クヌム様じゃだめかな?」
不敬すぎるかな
⦅お主、めんどくさがりじゃなぁ。うむ、まぁそのくらいなら、別にじゃろ。最後にジアイよ、お主を創った時に伝えたお主の使命忘れるではないぞ。⦆
『解。大丈夫でございます、最高権限主様。ジアイが消える時は、マスターがこの世界を離れる時、もしくは、何らかの理由でマスターが死ぬ危険性がある時であります。使命は、
ジアイの存在に懸けて守る所存です。マスターの命令であればその限りではありませんが。』
今、かなり大事なことを言ってた気がするな。まぁいいか。
あれっ?魔王に俺殺されてるよね。ジアイ......ジアイは何も言わなかった。
⦅では、お主を送るとするか、まずはハンターギルドに行くのじゃぞ。じゃあの⦆
そして、俺は白い光に包まれたのだった。
マツ〇DXが美しいと思う、主人公が少し心配です。