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17 スーパーロ◯ッ娘大戦

「それで、合体魔法っていうのは一体、何なの?」


 私がアマネ姉に尋ねると、アマネ姉が今まで隠していたスキルを一つ公開した。


「私のスキルのひとつに『言霊(ことだま)魔法』というのがあります。

 これは、文字どおり言葉に宿る魂の力を解放する能力です。

 これを使って祝詞(のりと)をあげると、天使である私に、神に匹敵する力が宿るのです。

 ただ、その言霊を使うには、言霊に必要な『文字』を集める必要があります。

 そこで、皆さんの力を合わせる必要があるのです。

 そんなわけで、とりあえずナギサさんは、変身を解いて下さい」


「えっ――」


 アマネ姉の右手が光ったかと思うと、私は、いつの間にか変身を解かれ、(かたわ)らにはミケにゃんとタマ吉が並んでいた。


 アマネ姉が話を続ける。


「これから行うのは神事です。先ずは清めの儀式が必要です。

 ナギサさん、ソータさん、ミケにゃんさん、こちらに……」


 私たちは言われるままに、アマネ姉の近くへ集まった。すると、アマネ姉が儀式を始めたようだ。


「ミケにゃんさんの『ミ』、ソータさんの『ソ』、ナギサさんの『ギ』を、お借りします――『ミソギ』!」


 アマネ姉がそう言ったかと思うと、辺りに神聖なオーラが溢れ出し、私たちの心が浄化されてゆくのを感じる。


 先ほどのアマネ姉の言葉から察するに、おそらくこれは『(みそぎ)』なのだろう。


 本来ならもっと複雑な呪文が必要だろうに、それらをすっ飛ばして、必要な文字だけで神事を済ませようという辺りが『魔法』たる所以(ゆえん)なのだろう。


 アマネ姉の儀式は、さらに続く。


「皆さんっ、あの巨大ロボットを倒す力を、お借りしますよ。

 それでは……華菜さん、雷太さん、マリエルさん、タマ吉さん、こちらに……」


 新たに四人が呼ばれて、アマネ姉の側に集まった。


「華菜さんの『カナ』、マリエルさんの『エ』、タマ吉さんの『タマ』、前田雷太さんの『エ』をお借りします――『カナエタマエ』!」


『叶え給え』――私たちの力が、アマネ姉に集まっていくのを感じる――というか、私たち全員がアマネ姉と同化したようだ。八人プラス二匹、それぞれの意識が全て、一つの体で共有されているのを感じる。


 今の私は、アマネであり、華菜であり、ナギサであり、ソータであり、ハゲテールであり、マリエルであり、雷太であり、アリサであり、ミケにゃんであり、タマ吉なのだ。


 特に誰がメインの意識にあるというわけでもなく、全員が主導権を握っている感覚がする。


 きっと、最初に転生した時、咲耶ちゃん(・・・・・)と私は、こういう風に一緒になる予定だったのかな?


「凄いですね。これが神化した私の力……ですか。ふふっ、なんかこれなら勝てそうな気がしてきましたよ〜。

 とりあえず、あの巨大ロボに対抗できる巨大なものが必要だよね……。『クリエイト』っ!」


 私は、咲耶ちゃんの出した巨大ロボに匹敵する大きさの『大きな女の子型のロボット』を作り上げて搭乗する。


「やっぱり、巨大ロボは男のロマンだぜ! ……まあ、今は女の子だけれどね。

 まあ、それはさておき、目の前にいる巨大ロボに良い夢を見させてやるとするかのお?」


 まだ同化したばかりの私たちは、キャラがブレブレだけど、それでも意識は一つ。目の前の巨大ロボを倒して、咲耶ちゃんを連れ戻すんだ。


 こうして、巨大ロボ同士の対決が始まろうとしていた。


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