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不幸なスライム  作者: moimoi
スライムの森
6/73

やったねニトちゃん眷族増えるよ

おい、馬鹿やめろ。

 「おい、馬鹿やめろ!!!」

 何故かわからないが叫ばずにはいられなかった・・・何故だろう?

 大事なことなのかな?

 様式美のようなものだろうか?

 とりあえずスラジィーがネームド化が終わったようなので早速ステータス確認。


 スラジィー(ニトの眷属)

 ポイズンスライム スライム種 魔物2

LV1/10 進化不可

HP55/121

MP38/165

STR55(+1)

DEF77(+1)

INT62(+2)

SPD43(+1)

 アクティブスキル

毒粘液

猛毒粘液 高い毒性の粘液を出すことができる(触れると稀に猛毒状態になる)

毒解 毒にかかった相手を解毒したり猛毒に変化させられる

プチガード 

 バッシブスキル

打撃耐性(小)

毒無効 毒系ダメージを完全に無効化する

ニトの眷属

 取得物

経験値70

ドロップ なし


 工エエェェ!なんか進化までしてる?

 ネームド化で毒で回りに害出さなくなったのかな?

 毒無効で毒を自分で抑えられるようになったから?

 それとも毒解で毒を操れるようになったから?

 ネームド化と進化がほぼ同時だから良くわからない。

 でもかなり強くなった。

 これスイムと一緒に前衛してもらえば俺の補助全開であの冒険者追い払えるんじゃ?

 まだまだ油断はできないが最悪戦うことはできるかな?

 そんなことより進化してHP跳ね上がった2人にヒールしなきゃ。

 そう言えば・・・・・スキル使っていて思い出したけど。

 自然発生する魔法生物は戦わなくとも魔力を空気のように摂取して経験値に変換できるんだっけ?

 ってことは俺がスキル使いまくればLVどんどんあがるんじゃね?

 何もしてないのに俺のLVが上がってたのも多分その性だよね?

 スライムってLV上げるの楽だねぇ~


 (注意)空気中の魔力濃度が高い場所は普通は上級魔物達の住処になってるので

 魔力濃度の低いこの辺りだとミニスライムがスライムに進化するのに1~3年ぐらいかかります。


 魔力濃度を上げるためにもヒールや補助魔法を周りのスライム全員にかけて行った。

 ふぅ~コレで少しはLVあがったかな?

 俺のLVも上がった気がするしステータス確認するか?


 ニト(眷属持ち)

 レアスライム? スライム種? 無職3

LV5/5 進化不可

HP20/20

MP∞/∞

STR7/10(+12)

DEF8/10(+18)

INT41/50(+20)

SPD9/10(+10)

 アクティブスキル

ヒール(小)

エリアヒール(小) 範囲内の対象のHPを使用者のINTに応じて徐々に回復する

アタック(小)(中)(大)

ディフェンス(小)(中)(大)

マジック(小)(中)(大)

スピード(小)(中)(大)

 パッシブスキル

打撃耐性(小)

毒耐性(小) 毒ダメージを軽減

眷属の絆 ステータスに眷属補正がかかる

勝手な隠密

働き者の幸

怠惰なる不運 

 取得物

経験値330

ドロップ なし


 やっぱりかという思いがあった。

 俺ってLV上限にしても進化はできないのね・・・

 でも集団回復スキルを習得したぞ。ヒール使いまくった影響かな?

 毒耐性は何で得られたんだろう?もしかしてスラジィーの影響?

 眷属の絆は眷属補正が凄いな・・・もしや2人分?

 これは眷族を増やすしかないな。でも裏切られたり俺のことないがしろにするやつとか出たら困るし

 どうするべきなのか・・・


 しばらく悩んでいると森が騒がしくなる。

 まさか?

 冒険者が遠めに見えた例の冒険者のようだが人数が増えている。

 10人?しかも体が大きいから上位の存在かもしれない。

 俺がうかつに冒険者を追い払えるとか思った性か?フラグ回収早すぎないか?

 「あ!」

 一番大きいやつと目が合った(スライムだから目はないけどね・・・)

 「:ォ+8*>?」

 何言ってるのかわからないが俺を指差しながら叫んでいる。

 ヤベェよ!完全に俺が狙われているよ。とりあえず日も暮れてるし続きは明日にしませんか?

 ぇ?ダメですか?ですよねぇ~

 向かってくる冒険者の行く手をスイムとスラジィーが立ちふさがる。

 続いてスライムミニスライムも後に続く。

 スイムとスラジィーは眷属だからともかくスライムたちは何で?

 お前らあいつらから逃げてきたんじゃなかった?

 何故あったばかりの俺を助けるような動きを・・・

 ダメだ。なんかうれしくてなきそうだ。

 だが冒険者は俺のおたちの思いなんか知らずに邪魔な障害程度にしか思っていなかったようだ。

 大柄のボスのようなやつが武器で地面を叩くと地面が爆発した!

 俺の前に居たやつが全員吹っ飛んだ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何故?

 嘘だろ?嘘だよね?夢?そんなはずない!

 生きてるよね?生きてるはず。生きててほしい。生きてなきゃおかしい!

 頭がどうにかなりそうだ。

 吹き飛ばされたミニスライムは動かない。スライムもスイムとスラジィー以外は動いていない。

 まさか生きてるのは3匹だけ?

 自分の近くに飛ばされてきたミニスライムを確認した・・・

 体が欠損している?

 HPが0?死んでいる?

 その横のスライムは体がばらばらになっている。

 辺りを見回す。

 あれもHP0

 そこのもHP0

 あっちのもHP0

 スイムはHP5?

 スラジィーでもHP18・・・

 眷属2人すら死にかけじゃないか!

 呆然としているとこの惨状を起こした冒険者が近寄ってきていた。

 こいつのせいだ!こいつが悪い!こいつさえ居なければ!

 眷属でもなくそれほど仲良くしていたわけじゃないが仲間の命が奪われたことが悲しすぎた。

 触れていたミニスライム達を無意識に自身に取り込んでしまうほどに混乱していた。


 意図せずして仲間を食ってしまったことに気がついた瞬間ニトが光りだした。

タイトルについて反省はしてますが後悔はしてない。

むしろ後半きつめの内容なのである意味正しいような・・・ごめんなさい!

読んでくれた方ありがとうございます。

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