日常
はーうシオンです。
2羽目です。
今回結構頑張りました。
では、2羽目どうぞご覧になってください。
「最強になりたいか?」
「あ?」
俺はいきなり現れた不適に笑う老人に質問した。
「あんた誰だ?」
「ワシか?ただの年金暮らしじゃが?」
「ふざけるなよ。ただの爺さんが足音消して近づいてくるか。」
そう、こいつは普通聞こえるはずの足音がまったくと言っていいほど聞こえなかった。上しか向いていなかった俺にはいきなりパッと出てきたと勘違いしてしまうほどだった。
しかも黒い短髪で、おまけに顔に青い炎のような刺青が入っている。どう見ても不審者にしか見えない。
「もう一度聞くあんた誰だ?」「俺に何の用がある?」
俺は警戒を強め言葉を捲くし立てた。
「ふぉふぉ威勢がいいのう。」
「都会暮らしの喧嘩のやり方も知らないもやし君風情で。」
「どうした?その顔ボコボコじゃないか?不良にでもやられたか?」
「てめぇ質問に答えろよ!!糞ジジイ!!」
俺はきれていた。安過ぎる挑発だった。いつもなら簡単にあしらうのに、このジジイが生理的に気に入らない。
お前らもあるだろう?会った瞬間からこいつ無理だわって奴。
今の俺は不良にボコられて立つのもやっとだった喧嘩なんかできる体力なんてないに等しい、でもそんなのは関係ねぇ
「ぶん殴ってやる!!」
俺は老人に向かっていった。
「吼えるなよ小僧が喧嘩のやり方を教えてやるわい。」
老人が叫んだ瞬間、老人から殺気が爆ぜた。
俺は突進していた脚を止めた。
おいおいなんだ?このでたらめな恐怖は、あと5m進んだら首を斬られて殺される。
そんな未来が見えた。いやそんな気がした。
糞、無理だ今の俺じゃこいつには敵わない。場数が違う。今、目の前にいるのは本当に人間か?
さっきの不良なんかとは格が違う。ははは膝がわらってやがる。
「ふむ、ただの都会育ちだとおもったがなかなかいい勘しておる。」
「だが、お前とワシの実力差は明白、ワシは不良と違って弱い者いじめは嫌いなんじゃ。」
「今なら土下座で勘弁してやるぞ」
老人は不適に笑いここにと言わんばかりに指で地面をさした。
俺はペッと唾を吐き「冗談、死んでもごめんだね」
そう言って駆け出した。
「いい度胸じゃ、見せてくれお前の可能性を,そのボロボロの体でどんな策を使うんじゃ?」
「興奮してんじゃねーぞ気持ち悪いんだよ糞ジジイ。」
「悪いな、そういう性分なんじゃ」
そう言ってジジイもこっちに向かって走ってきた。
糞ジジイの間合いまであと3m、2m、1m
俺は糞ジジイの間合いに入ったが、糞ジジイは何もしてこなかった。
そう完全に舐められていた。
「その余裕が気にくわねーんだよ!!」
俺は叫びながら思いっきりジジイの顔を殴りつけた。が、
「なっ!!」
「言ったじゃろ?お前は威勢がよすぎるんじゃ。」
ジジイは柳のようにスルッと俺のパンチを綺麗に避けて「なんだその程度か、がっかりじゃもっと面白いことを期待してたのにのぉ」そう言って
思いっきり俺の鳩尾に拳を突き刺さそうとしてきた。
だが、奇跡的に運がよかったのか、わからないが、ジジイの拳はあばらに当たった。
ぐぁぁ・・
一瞬気が飛びそうな痛みが俺を襲ったが、もはや気合で意識を保った。
ジジイは何をしているのか知らないが、絶好のチャンスなはずなのに、惚けた顔で呆然と俺を眺めていた。
俺は今ある全力の力を込めてジジイの顎に頭突きをかました。
ジジイは俺の頭が近づいて初めて自分の立場を認識したようで、回避行為をとったが、
「遅いんだよ!!」
俺の頭突きはジジイの顎を打ち抜いた。
自分にも頭に少し衝撃が来たが、別に耐えれない痛みじゃなかった。
ジジイは仰向けにバタンと倒れた。顎にもろに当たったのだもはや立つことも無理だろう。
俺はジジイに中指を立てて「どうよ?効いたろ?今の一撃、都会暮らし舐めんなよ!!」と言っておいた。
だが、俺自身もふらふらで今にも倒れそうだった。
「まったくなんて日だ人生で一番厄日だったんじゃねぇのか?」
「不良にぼこられるわ、頭おかしい糞ジジイに会うわマジ最悪だわ。」
「まっいっか、じゃぁな糞ジジイもう一生会いたくねーわ」
俺は手を振って後ろを向いた瞬間、俺は中に浮いていた。
おれは、な?という素っ頓狂な声上げ背中からアスファルトに受身もとらずにガンと言う綺麗な音を立てておちるのであった。
「いってぇー」
俺はアスファルトの上でのた打ち回った。
「フン、誰が頭の可笑しい糞ジジイだって?糞ガキ」
俺を投げたのはそうほかでもないさっき倒した糞ジジイだった。
「ふざけんな、糞ジジイ、」
「受身ぐらいとれ馬鹿弟子」
「無理に決まってんだろ!!都会暮らし舐めんな。狸ジジイ」
うん?俺はここである異変に気づいた。さっきジジイが発言思い出してみた。
「受身ぐらいとれ馬鹿弟子」
うん?俺の記憶がおかしいのか?まぁ人間満身創痍の時くらい聞き違いぐらいするだろう。念のためもう一回聞いてみよう。
「ジジイさっき何て言った?」
「受身ぐらいとれか?」
「違う違うその後だ。」
「馬鹿弟子」
ジジイは涼しい顔でそう吐きやがった。
俺はハァーとため息を吐きどうしたものかと考えていると「なんじゃ?嫌そうにしてお主からワシに師匠になってください!!と言うて来たじゃないか、だからワシも嫌々仕方なく弟子にしてやってると言うのに。」
「言ってねぇよ!!!」
俺は盛大に突っ込みを入れた。
「俺はあんたみたいな奴に付き合ってる暇はないんだ。」
そう言って俺は踵を返した。
「お主は最強になりたくないのか?」
俺は後ろ向きで「ああ、なりたいね。だからこんなとこで道草食ってる暇は無いんだ。」
「そうか、お主名は、なんという?」
「八雲だ。」
「じゃぁ八雲ワシの弟子になれ、お前にワシの全てをたたきこんでやる。」
「あのな爺さん、あんたしつこ」俺はしつこいと言おうとした。だが俺の喉元には、どこから取り出したのか、刀があった。
「隙がありすぎじゃ八雲お主死んでいたぞ?」
ジジイの目は今日会った中で一番真剣な目だった。
まるで、このままでは死んでしまうぞと言わんばかりであった。
確かに俺にはこの世界で生きていく力が無い。
こいつから奪い取ってやる。生きる術を。
だから、俺はこれも何かの縁かと思い両手を挙げ
「わかった、降参だ。あんたは企画外に強い、だったら俺の事も強くしてくれ、頼む。」
俺は頭を下げた。
「このうつけ隙を見せるなと言うとろうがぁ!!」
ジジイの首刀は俺の後頭部に吸い込まれていった。
薄れる景色の中俺は思ったね、この糞ジジイやっぱり嫌いだと。
その後俺は、ジジイの地獄の特訓を経て3年後、2代目瞬華閃光流の正統後継者になった。
俺が後継者になった1週間後、ジジイは死んでしまった。もともと長くは無かったらしいが、
山の中で、タバコを吹かしながら、眠るように息を引き取った。
死に際に、俺に宇佐美という苗字といつも大事そうにしていた銀色の指輪をくれた。まぁその話は、また今度ということで、そんでジジイが死んでからすぐ俺はジジイのコネで東双海高校に転校した。めんどくさいが、高校くらい卒業してないとろくな職業につけないので、仕方なく高校生になった訳だ。
俺の風貌は顎まで垂らした赤髪の前髪、後ろ髪も背中まで伸びている。まぁ簡単言えば、テレビから出てくる某幽霊に似ている。
しかもある事件で俺は片目を失っているので眼帯するのもめんどいのでこの髪型は目を隠せるので一石二鳥の髪型ってわけだ。まぁこの髪型のせいで、転校当初は気持ち悪るがられ、不良達に喧嘩を吹っかけられたが、持ち味のスピードで 逃げ回った。まぁ本気で戦えば一瞬で勝てる相手だが、東双海高校の理事長、双海総一郎にあんまり問題を起こさないでくれと釘を刺されているので、逃げることに専念したって訳だ。
それで色々な喧嘩から逃げた俺についたあだ名が、臆病なラビット。 なかなかおもしろいし、あながち間違ってない不名誉あだ名を付けられている俺には、友達ってもんがあんまりできなかった。別に友達が100人欲しいとは思わなかったし、俺のダチはなかなかユニーク
でおもしろいし、一緒にカラオケ行ったり、ゲーセンでカクゲーでバトルしたり、家で一緒にAV見たりそういう普通の男子高校生の日常が好きだった嫌、愛していたと言っても過言ではない。だから俺は、この時間が永遠に続けばいいと思った。
だが、高1の春、もうすぐで高2なるそんな時に、その日常が音を立てて崩れるたんだ。
人物紹介
2話終了時、名前宇佐美八雲
今小説の主人公、2代目瞬華閃交流の使い手。
性格は結構S成分があるが、基本かなり適当に生きている。面倒な事が超キライ。
最近は平和ボケして、「働いたら負けだな」と言うかなり危険な思考になってきた。
テンションが上がった時や、時々信じられない行動を起こす。
毒物の調合や道具の開発が大好きで、暇なときは大抵理科準備室に篭っている。
平和な日常をこよなく愛している。また友達思いだが、態度にはあまり出さない。いわゆるツンデレ。
シックスセンスが非常優れており、状況がピンチになるほど勘が鋭くなる
が、普段は運がかなり悪くすぐに不良に絡まれたり、面倒ごとに巻き込まれる。
親友たちからはご都合主義のあだ名が付いた。
学校で売られた喧嘩は買わないが、他校からきた不良には一切手を抜かない。
ボコッた後に財布とメールアドレスを必ず押さえ、まだ歯向かってこようならば
本人の恥ずかしい写真をインターネットに流す。彼曰く、不良のおっ金は俺の物と
鼻歌交じりに友達に言っているらしい。事実食費のほとんどが、不良から有難く頂いたお金とか・・・。
東双海高校では、チキンなラビット、臆病なラビットで有名だが、彼の実力を知っている親友たちは、あれはウサギなんかじゃない鬼だと言っているが、学校の生徒は誰一人として信じてない。
彼の無駄に長いロンゲのせいで転校してきてそうそう女子に気持ちがられ、学校で一番付き合いたくないランキング一位になった伝説を持つ。
しかも、舐めた態度の上、先輩に対してもまったく敬語を使わないので、先輩の不良から目をすぐに付けられた。
日本に来る前は、暗殺者として、アメリカに住んでいた。
依頼成功率は100%。
そのため、裏の世界では赤い長い髪の日本刀を持ってる奴に見つかったら
最後、絶対に生きては帰れないと伝えられている。
趣味は筋トレと不良狩りと昼寝、刀の手入れ。
特技、僕、ボブを間違えずに10回早口で言える。
投げナイフ、その精度は師匠のお墨付きで百発百中と言っても過言ではない
好きな食べ物は吉田屋の牛丼。
彼にとっては、吉田屋こそが彼の聖地らしい。
容姿
身長184cm
体重86kg
髪型
糞ロンゲ
髪の色赤
目の色紫