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ハリーの性分

設定をいろいろ考えてます。

文章力が糞なんで設定だけでも面白くしようと試行錯誤しています。

そんなカス作者の11話

朝、時計の針が6時を指したころに俺は目を覚ました。

俺の寝起きは悪くない。

布団から出てハンガーにかけておいた真っ黒のコートと動きやすい黒のチノパンに着替えて下に降りた。

驚いた事にハリーは起きてを仕事いるのか朝飯のいい臭いがする。

俺に気づいたのかハリーが話しかけてきた。

「お、朝早いね。」

「まぁな。なんせ俺は朝起きマスターと近所のおばさんから言われているくらいだからな。」

「ふん、記憶喪失の癖に何が近所のおばさんだい。まさか記憶でも戻ったのかいんだい??」

「おいおい、冗談だよ。まさかハリーは冗談通じないやつか?」

「がははは、おもしろいことをいう奴だね。」

「答えを聞く必要はないようだな。」

「それより、ハリー。」

「なんだい?」

「少し遅い気がするが、助けてくれてありがとな。」

「なんだそんなこか。別にそんなこと気にしてないよ。だいたい今にも死にそうな奴ほっとけないだろ?」

「どうなんだろうな。いろいろな性格の奴いるからな同意はしかねる。」

「そうかい?あんたなら困ってる奴をたすけそうだけどね。」

「それは間違ってるな。俺は間違いなく見捨てるな。」

「そうかい?」

「ああ。だいたいなんでそう思うんだよ。そのソースはなんだよ?」

「嫌ね。まぁアンタがそう言うんならそう言う事にしとくよ。」

ハリーはにやにやした顔で俺を見てくる。

俺は抗議の言葉を口にしようとしたがそれよりも早く

「ぐぅぅぅー」

と俺の腹が何か喰わせろと激しい自己主張をかましだした。

ハリーはガハハハと豪快に笑い奥に引っ込み黒いパンとアツアツの黄色の謎のスープと見た事もない野菜

を持ってきてくれた。

「おい、ハリー俺、金なんて持ってないぜ?」

「いいよ。別にあたしゃ好きでやってんだ。」

「なぜだ?あんたに得がない事をあんたはなんでできるんだ?」

俺は声を荒げて質問した。

俺の質問に対してハリーはあまりに堂々と答えた。

「損得勘定じゃないんだよ。これがアタシの性分なんだ。」

「そうか。悪ぃな変な事聞いて、恩にきる。この恩は絶対返すからな。」

「やっぱ、アンタ律儀だねー。」

「うっせ、これがおれの性分なんだよ。」

ハリーはガハハハハと笑いキッチンに引っ込んだ。

俺は久しぶりに人の温かさに触れながら朝飯を食べた。



朝飯を食い終わって赤い鍵について聞いた。

「ハリーちょっといいか?」

「八坊か。ちょうどいいタイミングだ。アタシからも話があるんだ。」

俺はコートから赤い鍵を出した。

「これなんだが、この鍵何に使うか知っているか?」

「これは・・・」

ハリーは震える手で鍵を手に取った。

「こりゃあ、プランネッタ鉱石でできた鍵じゃないか。」

「あん?そのナントカ鉱石ってなんだよ?」

「プランネッタ鉱石だよ。この石は、自由に姿を変える石さ。」

俺はハリーから鍵を受け取りじっと見つめた。

この鍵がもともと石だと?俄かに信じらんねぇ。

まぁこの世界は割となんでもありだしな。

「自由に姿を変えるって言っていたが、なんにでも変化できるのか?例えば剣とか槍なんかにな。」

「ああ。だけど、その石の主はたぶん八坊なんだけどねぇ。」

「八坊じゃ使う事はできないね。」

「なんでだ?」

「そう、そこだよ。アタシが聞きたいのはあんたなぜ、何も持ってないんだい?」

「はぁ?アンタが言ってる事がいまいちわからん。」

「そうか。あんた記憶を失っているだったね。わるかったね。じゃぁ世界樹の話も知らないんだね。」

「ああ。聞いた事もない。」

「そうかい。じゃぁ話そうかね。アタシ達を守ってくれている世界樹の昔話を。」

そうしてハリーの世界樹の話に俺は耳を傾けた。

そして、その話を聞いた俺は、すこし前にエリスに言われた贄の子について知ることになったのだ。

感想、アドバイスなんか宜しくお願いします。

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