出会い
はーいシオンどす。
いやいやPC壊れてなんかやる気なくなったから新しい小説書くことにしました。
駄文ですが見てやってください。
異世界いくの遅いかもしれません。・・・
この時間が永遠に続けばいいとおもった。
学園で糞つまらねぇ授業を受けて授業が終わったら、「ああ、やっと終わった。」「放課後どうする?」
「ゲーセン行こうぜ」「いいねぇ」って感じで放課後、夜遅くまで友達とあそんだり、ガクドナルドに行ってポテト摘みながらだべったりする。
それが俺の宇佐美八雲の大好きな日常
俺は何度も何度も繰り返したいと思うしできる事なら永遠に続いて欲しいと願う。
だが世界はそんなにも甘くない。
俺には非日常が待っている。ほとんどの奴が持っている者を俺は持ってない。
家族と言う存在だ。俺は家族ってもんがいない。
別に家族が欲しいって訳じゃない。いたらいいなぁ~って思うくらいだ。
でも普通は家族っているもんだろ?
家に帰ってきたらおかえり~って声が聞こえるだろ?
だけど俺にはいない。だから、
ダチの家に行ったとき「おかえり~」って聞こえたらちょっと切なくなる。
まぁ色々前置きもしたが詰まるところ俺は孤児だ。別に孤児なのはどうでもいい。
捨てた親を恨んでるわけでもないし、会いたいとも思わない。
でも、気になることがある。俺は赤ん坊の頃大きなかごの中に入れられて空から降ってきたらしい。
驚いた、当時孤児院の院長をしていた、清原さんは慌てて拾ってくれたらしい。
そして、この事実を伝えられたのは、13歳の時、その話を聞いた俺は正直こう思ったね。
「冗談だろ?」ってね。
空からってそんな〇ピュタみたいな話。だが清原さんが嘘つく人じゃないってことは、知っている
だから俺は興味を持った訳。自分は何者なんだろうって?だから俺は真実を知るために旅に出ることを決めその翌日、孤児院を無断で去った。
その夜俺は地獄を見た。
不良に集団リンチ&かつ上げされたのだ。よく覚えてないが、街を歩いていたら5~6人に囲まれて胸倉を捕まれ裏路地に強制的に引っ張られてリンチされた。
人に殴られたのもそれが初めてだった。
都会ぐらしのろくすっぽ喧嘩もしたことないもやしっ子が勝てるわけもなく
、ひたすら蹴られ殴られた。そして何よりも怖かったね。
体がガタガタ震えて、「許してください。」「お願いします!!」泣きながら頼むことしかできなかった。
口からは血がでて頬はジンジンして痛い。鳩尾を殴られ、気分は最悪、本当に吐きそうだ。顔は膨れ上がりうまくしゃべることができない。
そんな俺は有り金を全部取られて適当にまるでごみを捨てるかのように裏路地のごみ溜めに捨てられた。俺はただ自分がどうしようもなく無力で己が不甲斐なくて悔しくてすすり泣くだけだった。
それから何時間たったのだろう?
顔に雨が当たって目が覚めた。
体を起こしてどこかで雨宿りしようと思い立ち上がろうとした。
だが、体中が痛くて立つ事もできなかった。それは生まれて初めての経験、孤児院では絶対に経験できない事。社会の厳しさと言うか、世界の広さ?それは盛りすぎか?
ぽつぽつと降っていた雨が一瞬にしてザァァァァという音に変わった。
雨がだんだんと強くなってきた。
そんな事を考えてるうちに俺は笑っていた。なにわけわかんねぇ事考えてんだろうって。
「ククク、ハハハハハハハハ」
ほかの人が見たら頭がおかしい子供だ。
なんだってゴミの上を寝転がって土砂降りの中、爆笑しているんだから。
でも笑いが止まらない。
まさに弱肉強食これが俺の住んでる世界。
あいつらが悪いんじゃなくて弱い俺が悪い。
だから、俺はゴミだめの上で青臭く、馬鹿らしい誓いを立てた。
俺は大声でこう叫んだ。「最強になってやる。誰にも負けないぐらい強くなってやる。」
「見てろよこの糞野郎!!」
誰も見てない裏路地で叫んでいたはずだった、しかし八雲はここで人生最大のミスをしてしまった。
会ってはいけないものに会ってしまったのだ。
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黒い雲が空を支配していた。一目でわかる雨が降ると、雨は嫌いじゃ。こんな老いぼれでも目を瞑ると昔の出来事を思い出す。そこは血のにおいで充満していた。
ミサイルで多くの仲間が木っ端微塵に吹き飛ばされ、機関銃の凶弾で死んでいった仲間は数え切れない。
まさに地獄。悲鳴悲鳴その世界はそれと絶望、爆発音に満ちていた。
生きている限るは祖国のために銃を取り敵に立ち向かわなければなかった。
「まぁわしの場合刀だったがな。」
敵の悲鳴、血の匂い、肉を斬った感覚が今でも手から離れない。
ワシはあれだけ殺しても、まだ足りないと言うのか?
「駄目じゃ駄目じゃまたこんな事を考えては、まったく何時になったら直るんじゃろか。」
ハァーとため息をついて歩き出そうとした時、吐き気がし
ゲホゲホ、
とセキをした。手を見てみると、赤い血がべっとりとついていた。
「ククク、ワシもそろそろ終わりと言うことか。」
そう言って、老人は裏路地に消えた。
第2次世界大戦若干12歳の若さで敵を1万人切り殺した日本人がいた。
敵の凶弾を全て避け敵陣に突っ込み、敵を切り裂きまくった。正に神風、日本の快進撃を支えてきた英雄
その男の名前は相楽十助。瞬華閃光流の使い手
そんな彼は、戦闘機に人間を入れて敵艦隊に突っ込ませると言う明らかに異常な日本の方針についていけなくなり、マレーシアに姿を消した。
十助が日本軍から去るときに残した言葉が、「日本は圧倒的に叩き潰され悲惨な結果になるだろう」
十助の言葉の後を辿るように、日本は連合国に惨敗した。
十助は日本がポツダム宣言を受け入れた30年後帰国した。
それから30年間殺人剣、瞬華閃光流を伝えることなく日本でただ無気力に同じ生活を繰り返すだけだった。
そんな彼が出会ってしまった。
それは偶然だったのか必然だったのか?わからない。
しかし出会ってしまったのだ。
そいつは、裏路地のゴミ溜めで昔自分とよく似た事を笑いながら叫んでいたのだ。
最強になってやる。とワシは久しぶりにワクワクした。どうも自分と同じ匂いがする。こいつになら瞬華閃光流を教えてやってもいいと思った。だからワシは急いでそいつの元に向かいこう言った。
「最強になりたいか?」と。
それがワシと糞弟子との出会い。
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