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彦星誕生

作中に登場するルルとこれから登場するココを書いてもらいました

http://2114.mitemin.net/i36387/

 居間でテレビを見ている、白星光≪しらほしひかる≫の家にインターホンが家中に響き渡る。


「はーい、今行きまーす」

 今日は両親が朝から買い物に行き、光は一人家の中に居た。


 光は玄関に行き、ドアを開ける。


「白星光さんのお宅ですね。お届けものです、ハンコをお願いします」

「ん、俺なんか頼んだっけ?」

 

 身に覚えがない宅配便に不信感を抱く。

 

「確かに白星光さん宛てに届いてますよ。あっサインでもいいですよ」


 光は宅配の人からペンを借り、サインを書く。

 箱はそんなに大きくないA4サイズ位の箱が何処からか送られてきた。

 その箱を持ってリビングへと戻ってくる。


「僕最近A○z○n頼んだっけ? ――って発送先書いてないんだけど!?」


 光は恐る恐る箱を開けてみた。

 中には青いきれいな指輪が入っていた。


「何だこれ?」


 箱の中身を確認するとひとつの紙が入っていた。

 紙の内容はこの指輪を着けてテレビをつけてくださいという内容であった。

 光は半信半疑のまま指輪を着けて、テレビをつけた。

 ――つけた先には、お昼のあのサングラスの人が映っているわけでもなく、テレビには天の川が映し出されていた。

「天の川……」


 不思議に思った光は、新聞のテレビ欄で今の時間のテレビを確認する。やはり、天の川を映すようなテレビは、やっていない。

 光がテレビの前で不思議がっていると、テレビの中の星、アルタイルの星が青白く輝き始める。

 その光はやさしくすべてを飲み込むような感じがした。

 光はだんだんと輝きを増していき、直接見れないほどの輝きになる。


「まっまぶしッ!」


 光は眼をつむった。

 数秒して、光は少し目を開けて光が収まっているのを確認して目を開ける。


「なっ何だったんだ?」


 もう一度テレビに目を向けると、アルタイルの星が消えていた。

 その星は、光の目の前に出てきていた。

 画面の中にあった星が、今は光の目の前に浮いている。

 何が何だかわからない光は、じっとその小さく青白く光っている星を見ている。


 光が星を触ろうとした瞬間、星は動き始めて光の指輪へと入っていく。

 指輪はさっきまで光など発していなかったのに、今は青白い光を発している。


『ニンショウカンリョウ。ジキヒコボシトウロクカンリョウ』


 指輪からそのような声が光に届く。


 認証? 次期彦星?


 光はなぞの言葉の意味がわからず、ただ唖然としていた。


『光ー! 聞こえるか?』


 声変わりのしていない小学生の男のぐらいのかわいい声が聞こえる。


  この声は光の耳ではなく頭に直接、流れ込んでくるように聞こえる。


「なんだ、この声!? 一体どこから、聞こえてるんだ?」

『よかった、聞こえた。ひかるーその指輪を少し擦ってみてくれないか』


 光はただ、その声の言うとおりに従い、青色の指輪を擦る。


 擦ると指輪からなぞの生物が出てきた。

 その姿は、青色で風船のような形をした体、猫の耳が生え、左耳には星がついており、背中から羽が生えている、体から猫の尻尾が生えている。



 その見たこともない生物は、浮いている……


「ふっはー! やっと出れたぜー、いやー長い旅だったぁー君に会いに来たんだよ――光」


 次の謎の声は頭の中ではなく、耳に届いた。

 

「俺に会いに来た・・・・・・」


 自分に会いに来たと言って来た、このなぞの生物。

 かわいい外見を持っているが、しゃべり方は荒々しいのが特徴的。


「あれー光? どうしたのだ、具合でも悪いの?」


 しばらくの間、このなぞの生物を見ていると、話しかけてきた。


「具合はなんともないけど――君は一体何者?」


 たくさん疑問があったが、はじめに聞いたことは――何者か。


「ボク? ボクは彦星の守り星の“ルル”って言う名前」

「ルル……彦星の守り星……」


 彦星の守り星とは何なのか、ルルという生物に疑問がたくさん残っている。


「唐突だけど、光には彦星になってもらうから」


 命令口調で言われた言葉は、彦星になってもらう。



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