4話 1人反省会しようね (柊 花蓮視点)
入学式にまるっきり遅れてしまった。
後からこっそり、後ろの方に並ぶのすっごい恥ずかしかったし、入る瞬間の親のあの安心したけどお前なにやってんの?っていう困惑の顔が忘れられない……
そして、今は家なのだが、一回も学校で楓斗とは話すことが出来なかった。
いや、ちゃうねん(?)
いやだってさ、あんな中途半端な1人反省会でこれからの反省的なのもできてない様な状態で話せるわけないでしょ?
言うなれば、殺人現場を見せられた瞬間犯人を当てろと言われるようなもん!どんな原因で死んだのかとかとかその時の目撃情報とかそもそも誰が死んでんのかとか知らないと犯人なんて分かるわけないでしょ?
つまりそういうことよ。
誰も責めていないのにただただ言い訳を考えてるやつになってしまう前に本題に戻る(手遅れ)
何も対策できてないのもそうだけど、他にも理由があったりする。
あんなにド直球ストレートで褒められた後だとなんか照れくさくてニヤけそうになっちゃう……とか、そもそもあんな事を言っちゃった後だとあっちも気まずくなりそう……などという深刻な問題が発生していたということもあって、話せなかった。
「あーあ、久しぶりに会えたのになぁ……」
本当なら今回で卒業式前の発言の誤解を解いて、あれは照れ隠しで言っちゃっただけの事で本当は好き!!!って言ってそのまま付き合って、結婚して、幸せな家庭を作り上げて、子供達の成長を一緒に見守って、子供達の旅立ちに涙して、幸せな余生を暮らして、同じお墓に入る予定だったのに……
「やんなっちゃうわぁ……」
いやね?私が悪いってこともわかってるんだよ?
私が素直に言える人間だったら、もうとっくに告白して付き合って、結婚しt(以下略)する予定が完璧に完成してたのに……ここまで素直に言えなくて、変なこと言っちゃうせいで勘違いさせちゃって嫌われちゃってるってのも分かってる。
だけどさぁ……
「あっ、やばい病んできた…もう、マヂ無理…リス化しよ……チュウチュウ」
ベットの上で布団にくるまってリスの鳴き真似をしてみる。
「チュウチュウ、チュウチュウチュウ!チュゥ……」
……しょーもないことやり始めてしまったので、1回思考を止める。
はぁ……どうしよう
――――――――――
思考を止めてから暫く経ち、だいぶ落ち着いてきて思いついたことがある、それが……
「誰かに相談するのがいいじゃん!」
である!
誰だ!『シンプルすぎワロスw小学生で思いつくことを堂々と発表するとか低脳すぎて草www』とか言ってる奴は!!!草にwwwを生やすな!!!
ふぅ……まだ落ち着いてないのかも……
だけど、この案はいい案だと我ながらに思う……けどまだどこで相談するのか決めてない。
なにかコミュニティに今から入って相談するのはちょっと気が引けるし……かと言ってコミュニティを作っても今すぐ相談できるわけじゃないし……悩む…
……あっ、そうだ!もう直接全世界に発信すればいいんだよ!!!
元々、誰でも好きな事を発信できるアプリのSwitterのアカウントをもってたし、しかもそれであんまりフォロワーは多くないけど関わってる人も居るからそこに相談しよ!
「えっ……もしかして私天才???」
自画自賛しつつ、思い立ったが吉日ということわざもあるので早速投稿してみる。
――
《お花屋さん》
【急募】恋愛マスター求む!!!
今、気になっている男の子との関係が気まずくなってしまっています。そうなってしまった原因としては、私の余計な一言とか素直になれないところにもあるのですが……そのことも含めてこれからの対応とか改善点などを誰かご指導ご鞭撻の程よろしくお願いしますm(_ _)m
――
ちなみに私のアカウント名は“お花屋さん”にしてる、可愛いでしょ?そんなことはともかく、
「完璧だ……」
これで、解決だ!!!
―1時間後―
「あれぇ?」
おかしいな、誰からも来ない……
あれから1時間ぐらいは待ったはずなのに、誰からも来ない。
「なんでぇ?」




