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両片想いは嫌われたくない!  作者: ゆきやこんこん
1章 嫌われたってよ
4/19

2話 意外とネットの方が相談しやすい

メッセージでの会話パートが分かりずらい等ありましたら教えて下さると幸いですm(_ _)m


 それから1人で反省会を続けて行くにつれて、頭の中がこんがらがっていって、なかなか良いアイデアはわかない。


「っぁあ!ダメだぁ!」


 同じ話題で脳みそがショートしかけたので、とりあえず1人反省会は一旦は終了する。


「やっぱり、もう仲良くなれないのかなぁ……」


 そんな独り言を言うほど、行き詰まってしまう。


 気分を変えようと、ふとスマホを見るとSNS上で匿名でコミュニケーションができるアプリのあるグループで今季のアニメの覇権は何かのような話をしていて、通知が大量に来ているのが見える。


「気分転換も兼ねて、今季のアニメ談議にでも参加しようかな……」


――


 あんず『今季の覇権はやっぱり、“そば黒柴”でしょ?』


――


 まず目に入ったのは、“あんず”という名前だけど何故かりんごのオシャレな写真をのアイコンをしている、あんずさん。


 この人は何歳なのかは知らないけど、自分より歳上なことは友達とお酒を飲んでご飯食べてることを自慢してきていた事から確定していて、自分より経験も沢山あって何より大人の女性ということで、敬意を込めて“あんず姉”と呼ばさせてもらっている。


――


 ☆柴いっぬ『それもいいけどさぁ、今季豪華すぎて決められなくない??』


 あんず『それなすぎる』


――


 名前の上に☆がついてて、柴犬に近しい名前をしていながら、多分鮎?かなんかのリアルな絵がアイコンなのが“柴いっぬ”さん、“いっぬ”と打ち込むのがダルすぎるので“柴さん”と呼んでいる。


 そして、名前の上の星はこのグループの創設者でありリーダーである証拠で、柴さんがこのグループのホスト的立ち位置である。


 しかし、年は僕と同じで同じ高校生だとのこと。


 すごいよね


――


 カエデ「分かります!今季めっちゃ豪華ですよね!」


 あんず『おっ、いいとこにきたね?いや豪華だけども!やっぱり“そば黒柴”よくない?あれは全ての中でもトップに立てるよあれは』


 ☆柴いっぬ『やっほ〜カエデ!いやさ、もうトップとか競わなくていいと思うんだよ』


 カエデ「それを言っちゃァ、おしまいよ」


 あんず『そうだ、そうだー』

 

――


 それで“カエデ”が僕で、カエデというニックネームは名前に(かえで)が入ってたとこ取ったから特に意味は無い。


 この時間は自分と趣味が会う人と好きなことを思い切り話し合える至福の時間、この人たちがいたからこそ、この辛い春休みを乗り越えられた。


――


 佐藤『え〜面白い話してる!!今季は見れてないなぁ……なんかオススメない?』


 カエデ「全部」


 ☆柴いっぬ『全部』


 あんず『だからぁ!そば黒柴って言ってるでしょ!!!』


 佐藤『過激派がいらっしゃる……あと2人揃って全部って何よwww』


 音を置き去りにした鹿『っぱ全部見てこそのヲタクよ、ちなみに“オタク”じゃなくて“ヲタク”ね』


 ☆柴いっぬ『細かwawawa』


 あんず『笑い方ァ!』


 カエデ「畳み掛けないでw腹筋よじれるwww」


 あんず『そっちは普通に笑うんだ』


 ☆柴いっぬ『合わせろよ!!!』


 カエデ「(    ´・ω・`    )」


 佐藤『顔デカ』


――


 あぁ、楽しい……ここにいる時は自分をさらけ出せる気がする。


 ちなみに、“佐藤”さんはまたもや自分と同い年で高校生1年生、名前が佐藤なのは別に本名でもないし、意味も無くて適当に決めたそう。


 “音を置き去りにした鹿”とかいうふざけた名前の人は年齢不詳のよく分からない人だけど、多分学生っぽい?謎が多い人、名前長すぎるからみんな“おしさん”とか読んでる。たまにふざけておじさんって呼ばれてキレてる。学生っぽいって言ったけどもしかしたらおじさんなのかも。


 このグループはまだ僕含め8人しかいないし2人ぐらいは偶にしか参加してない様な少人数だけどだからこその温かさとかが心地よかったりする。


 この人達はまだ出会ってから半年も経ってないけど全員もれなくいい人で、時々変な言動が目立つけど、絶対に自分のことを傷つけたりしないそう断言出来るほどに信頼をおける人達だ。


 だからこそこの人達に今日あった事とか恋愛のことを相談している。


――


 カエデ「そして皆さん、またもや相談があるのです……もちろん、私と言えばアレについての相談です」


 あんず『待ってました!!!』


 ☆柴いっぬ『聞かせてみな???』


 佐藤『自分では摂取出来ない、リアル恋愛のお話の時間だァァァ』


 音を置き去りにした鹿『はしゃぐねぇ……』


――


 みんなこういった相談事があると、ノリノリで参加してくれて親身になって相談に乗ってくれる(1部例外)


 でも、今日は自称“恋愛マスター”を名乗っていて、それでいてかなり参考になる人はいないからちょっと心配だけど、あんず姉がいるので参考にさせてもらおう。


――


 カエデ「それで、今日あった事なんですけど」


 佐藤『はよはよ、はよはよ(食い気味)』


 ☆柴いっぬ『今日はいつになくテンション上がってんね?』


 佐藤『こっちは気になってた人に付き合ってた人がいたんやぞ???』


 ☆柴いっぬ『oh......』


 あんず『元気出せよ』


 音を置き去りにした鹿『まだ気になってる人でいてよかったね』


 カエデ「なんか……ごめん」


 佐藤『同情するなら恋愛話を聞かせろ』


――


 わァ~…こんなところに、失恋してる人が……


 まぁ、佐藤さんには悪いけどこっちも柊さんとの関係がかかっているので、相談するけどね。


――


 カエデ『@佐藤 YES BOSS、それでですね……』


――


 ここから今日あったことを話した


――


 あんず『うーん…なんとも言えん、久しぶりにあった女友達がかなりのイメチェンをしていてそれについて褒めたら罵倒されて逃げられたと……』


 ☆柴いっぬ『しかも、カエデのことが好きじゃないと断言していて、気まずくなっていた女友達に……』


 カエデ「ここからどうにかしようと頑張って考えたんですけど、結局いい案が浮かばなくて」


 あんず『うーん、とりあえず確認したいのがどんな風に褒めたの?言っちゃ悪いかもしれないけど、気持ち悪く褒めたりしてないよね?』


 佐藤『な、なんかシャンプー変えた?い、いい匂いだね ニチャァ』


 音を置き去りにした鹿『佐藤ステイ』


 カエデ「そこまで、キモくなかったんじゃないかなぁ……自信ない」


 あんず『じゃあ、例えばどんなこと言った?』


 カエデ「えっと、必死だったんであんまり覚えてないんですけど、髪を染めてたのでその事について可愛いとか綺麗とかべた褒めして最後の方セットしてることについても褒めた気がします。やっぱり気持ち悪かったですかね」


 ☆柴いっぬ『……別にそこまでキモそうな内容ではなさそうだけどなぁ、なんか言い方がキモかったとか?』


 カエデ「多分だけどそんなことはない……と信じたい」


 あんず『うむむ』


――


 やっぱり、みんなの力を持ってしてもなぜ罵倒されて逃げられた原因は分からないのか。


 と、そんなことを考えていると


――


 佐藤『ねぇ、もしかしてだけどさぁ……その相手の人恥ずかしがり屋とかじゃない?』


 カエデ「多分そうですけど、なんでです?」


 佐藤『え、だって、知らない人が沢山いる場所で急に褒め始めたら普通の人でもかなり照れるのに、恥ずかしがり屋だったら逃げたり怒ったりして当然じゃないかなぁ〜って思って』


 あんず『貴様……天才か?』


 ☆柴いっぬ『たまには役に立つじゃん!』


 カエデ「……そういう事か!!!」


 音を置き去りにした鹿『今日のMVPはこいつだ』


 佐藤『たまにはってなに?ねぇ、たまにはってなに?』


――


 天才がおった!!!


 そうだよ!なんで気が付かなかったんだろう、普通人前でべた褒めしたら照れるし恥ずかしいに決まってる、特に柊さんは中学の時も顔を赤くして照れてる様な時がたまにあった……


 と、言うことはその事について謝ればいいんだ!!


――


 カエデ「ありがとうございます!!!まずその事について謝って見ようと思います!!」


 佐藤『いいってことよ』


 あんず『いい結果期待してるよ??』


 ☆柴いっぬ『あぁ、これが俺が体験出来ていない青春か……』


 音を置き去りにした鹿『高校生がなんか言ってらw』


――


 これで明日からまた柊さんと仲良く話せるはず……


――――――――――


 佐藤『まぁ、ただただツンデレで褒められて嬉しかったけど、照れちゃって素直になれずにそのまま逃げちゃったっていう説もあったけど……まぁ、ないよね!』


 音を置き去りにした鹿『何言ってんのさ、ツンデレなんてリアルでいるわけ無いじゃん、ラノベの世界じゃあるまいしさwww』


 あんず『ほんそれ』


 ☆柴いっぬ『ツンデレはいる、俺はまだ信じてるゾ』


――――――――――

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